夕雲わたる
夕雲わたる
夕雲わたる
 七虹華が信仰しているのは『アスタロト』という『悪魔』です。
 私はその悪魔に好かれ、生き地獄を体験させられ、死ぬ事すら許されませんでした。
 家族にすら見放され、頼れる者は自分だけ。
 それでも七虹華は『アスタロト』が好きで、いまだに信仰しています。

 彼の本当の姿は『ビーナス』や『アフロディーテ』と呼ばれている『美の女神』です。
 キリスト教が広まった時に『官能的』だという理由で、女神は男にされ悪魔にされました。
 今まで幸せを願っていた声に包まれていたのに、欲望にまみれた邪悪な思念に埋めつくされる。
 七虹華が体験した生き地獄なんか、女神の受けた屈辱に比べれば、蚊に刺された程度。
 その事実を世界に伝えるために、生かされています。

 この世界に『アスタロト』はいない。
 そこにいるのは『美の女神』の『アフロディーテ』だと。
 だから七虹華には、神の御加護がたっぷりと注がれています。
 『官能的』な女神を信仰してるので、小説もやっぱり『官能的』になります。

独り言

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