という結果となりました。
この日は、非常に残念ではございますが、EURJPYにおいて、最大ナンピン数を超えて、さらに35pips(初期設定値)値動きがあった場合に発動される損切りが、発生いたしました。
今回の損切りで、フルセットにおいては、直近口座残高に対し 9.1%、通貨ペアセットBにおいては、22.2%の資金を失うこととなってしまいました。資産を守るための損切りは、投資を行う上で、非常に大切で、必要な戦略の一つではございますが、資産を減らしてしまったことに変わりはなく、ご利用をいたただいている皆さまには、大変心苦しく、申し訳なく思っております。誠に申し訳ございませんでした。
通貨ペアセットを単体で稼働させる場合と、2セット以上で稼働させる場合とでは、稼働する通貨ペアの数が異なるため、口座残高にしめる損失の割合が異なることもあり、フルセットでの稼働においては、運用開始からの利益の範囲内に収まっておりますが、通貨ペアセットBにおいては、これまでの利益分ではカバーできず、マイナスに転じてしまう結果となってしまいました。
損切りポイントは(公開口座のフルセットの値となりますのでご利用環境によって若干の前後はあるかと存じます)、画像左上のユーロ/円のチャートに表示されておりますとおり「130.543」その後、さらに下落が続き、最終的には、さらに50pips以上(12ポジション目からは87pips)下がった「130.037」を底に、切り返す形となりました。結果論で言えば、損切りをせずそのまま耐えていれば、一時的な含み損は非常に大きくなり証拠金維持率も大きく低下したものの、全損(証券会社による強制ロスカット=ゼロカット)することはなく、現時点(2021/6/22 16:00現在)では値は戻ってきておりますが、しかしながら、まだ利確ポイントには到達せず、含み損を抱えている状況となっております。ここから、含み損がプラスに転じて利確ポイントに到達するかもしれませんし、もう一度、下を目指して、さらなる下落に繋がるのかは、まだわかりません。口座残高に対しての9%(22%)の損失をどう考えられるかは、当EAをご利用をいただくお客様によって、それぞれ見解は異なると思われますが、損切り機能のない、いわゆる通常のナンピンマーチンを採用するEAでは、いつか必ず訪れる全損(証券会社による強制ロスカット=ゼロカット)をきちんと回避し、市場から退場することなく、守った資金で運用を続け、しっかりと損失を取り戻すためには、投資ルールにそった、ある段階での損切りは必須な行為(機能)だと考えております。(損切り機能は、EAのパラメータ設定にてOFFにしてご利用いただくこともできますが、推奨はONでのご利用をおすすめしております。)
今回の敗因は、FOMC前に、米ドルだけではなく、円に絡む通貨ペアにおいても、停止しておくべきであったことにつきると考えております。
米ドルに絡む通貨ペアは、重要経済指標発表に伴うエントリーコントロールによって全て停止されていたため、全く影響はありませんでしたが、実際のその後の値動きは、チャートをご覧いただければご理解いただけますとおり、万が一、ポジションを持っていた場合においては、どのドルストレートにおいても、非常に危険な値動きとなっておりました。
今回のケースでいえば、本来であれば、早期利上げ観測が示されると、長期金利が上昇、それによってドルが買われ、金利差のある円は売られ、金利上昇を嫌気して株は下落するといった構図をイメージしますが、長期金利(画像下中央 米10年債利回り)はFOMC直後(各チャート上の青の縦点線)こそ急上昇しましたが、なぜか、翌日には、FOMC前の水準をさら下回るところまで下がり、しかしながら、株式市場は早期利上げ観測を嫌気して米主要3指数ともに下落、日経平均も下落し、一気にリスクオフの米ドル買い、円買いが進行。長期金利が上昇しない分、円買いがさらに強まり、結果として、クロス円が全て大幅下落するといった形で、巻き込まれてしまった結果となりました。今回のFOMCの発表を受けて、米ドルよりも、むしろ円のほうが影響が大きく出てしまい、米ドル以上に振れ幅が非常に大きくなる結果となりました。(今回の損切りが発生したタイミング(各チャート上の赤の縦点線)は、米10年債利回りが1.35%台までなぜか一気に急落するという特殊な状況が発生し、つられて円が急激に買われた結果、ユーロ/円も急落、損切りラインにかかってしまいました。)
今後の対策として、これまでは、重要経済指標の通貨にからむ通貨ペアしか停止対象として対応できていなかったものを、経済指標の重要度はもちろん、その他の通貨への影響度、関連性などの重み付けによって、該当通貨を含まない通貨ペアであっても、停止対象になりうるよう、内部ロジックのアップデートを行いたしました。(チャート上のAuthorization Allowed by ArcLab の右側の表記が( ver1.02 )になっていれば自動アップデートが既に完了されております。)
今回のアップデートによって、今後同様なケースは事前にしっかりと回避し、今後の運用において、今回のマイナス分をしっかりと取り戻し、これまでの成長路線へ早期に復帰できることに期待したいと思います。
※公開口座の通貨ペアセットBにいては、最低証拠金の130万円を今回の損切りによって下回ってしまいましたので、130万円になるよう、本日15万円を追加し、入金総額145万円にて継続運用し、引き続き結果を日々、公開してまいります。
通貨セットB : AUDJPY, AUDUSD, EURCHF, EURJPY, NZDJPY, NZDUSD, USDCHF 計7通貨ペア
通貨セットC : AUDCAD, CADCHF, EURNZD, GBPCHF, GBPJPY, USDCAD 計6通貨ペア
フルセット : A+B+C 合計20通貨ペア
※決済ポジションの詳細は、Myfxbook → 3段目の[History]タブですべての決済履歴をご確認いただけます。
※個別の通貨ペアについての実績を確認されたい場合は、Myfxbook → 3段目の[Advanced Statics]の項目の[Summary]のタブで通貨ペアごとの実績をご確認いただけます。
※通貨ペアごとのエントリーや利確情報は、Myfxbook → 2段目の[Trading]の項目の[Browser]タブで、symbolを希望する通貨ペアに合わせていただくことで、すべての取引をチャート上で細かく確認いただけます。
※掲載している結果報告については、TitanFXのリアル口座にて、実際に取引が行われた生データをそのまま掲載しておりますが、ご利用される動作環境(VPS,通信状態,etc.)などによって、異なる結果となる場合がございますが、どちらが正しいというものではございません。(差異が発生する理由はこちら) 公開情報は、リアルに稼働している口座の、ひとつの参考データとして、ご覧いただければ幸いです。
※資金管理機能(複利運用機能)によってロット数が自動調整されて複利で運用されております。(資金管理機能に関する詳細はこちら)
※設定は推奨設定で稼働しており、手動でのON/OFFなど不要の、完全自動(完全放置)での運用実績となっております。
Arc Multi Premium (最大20通貨ペア同時運用)