米国では連日10万人を超える新規感染者が発生し、欧州では再びロックダウン、日本も含め、全世界で感染再拡大に危機感を募らせていたいたこのタイミングでの発表、世界中の人々にとって、これほど素晴らしニュースはありませんが、値動きから紐解く、テクニカル分析に基づく取引を行うEAにとっては、大きなサプライズニュースによる突然の強制的なトレンド変換ということで、残念ながら、テクニカル分析での対応許容範囲を超えてしまい、資産を守るセーフティネットである損切りが発生することとなってしまいました。損切り後も値は上がり続け、結局105.64円近辺までいきましたので、10ポジション目から実に80pipsも上がり続けたことになります。損切りが実行されなければ、場合によっては、証券会社の強制ロスカットにあい、証拠金のほとんどを吹き飛ばしていたような事態になっていたかもしれません。そういった意味では、セーフティネットとしての機能は、しっかりと果たせたのではないかと感じております。
・FAQ - 損切り機能について
しかしながら、損切りは損切りであり、運用資産を減らしてしまうということは、皆さまと同様、公開口座とは別にも、複数口座にて自己資産を運用をしている当方といたしましても、頭ではわかってはいるものの、心情的には大変つらく、また、当EAをご利用をいただいている皆さまに対しては、大変心苦しく思っております。長期にに渡り、ご利用をいただいているご利用者さまにおかれましては、利益の範囲内ということ、また、過去に発生した損切りについても、1.5〜2ヶ月程度でマイナス分をカバーし、通常の収益ラインに復帰し、さらに利益を伸ばしている点からも、損失に対する感情の部分は別といたしまして、ご理解はいただけていことと存じますが、最近開始をいただきましたお客様、特に、先週1週間、米大統領選に伴う停止期間中に、ご準備をいただき、昨日より開始をいただいたご利用者様も大勢いらしゃり、しっかりとした利益が出る前に、先んじて損切りが発生してしまいましたこと、大変心苦しく、申し訳なく思っております。
ワイズマルチシステムでは、運用開始から、これまでに、今回で3度の損切りが発生しております。
日々の運用結果報告のページに貼り付けております、myfxbookの利益の推移グラフをご覧いただければお判りいただけるかと存じますが、損切りは、証拠金を全損させないための、セーフティネットとして機能しており、マイナス分は、きっちりと取り返しつつ、長期では、しっかりと右肩上がりのグラフを形成しており、おそらく、今後も、同様の推移をたどることと推察しております。グラフは「運用資金」ではなく「利益」のグラフとなっていますので、当方が運用を開始したタイミングからは、証拠金を一度も割り込むことはなく、利益の範囲内で、すべて収まっておりますが、開始したタイミングによっては、証拠金を一時的に割り込んでしまったご利用者様もいらっしゃることは、しっかりと理解をしており、大変申し訳なく思っております。
最近開始をいただきましたお客様より「証拠金が100万円を切ってしまった場合、EAは正常に稼働しますか」というご質問を何件かいただいておりますので、以下の通り、ご案内させていただきます。
・FAQ - 資金管理機能(複利運用)によるロット数調整について
上記のページに記載のとおり、ワイズマルチシステムでは、資金管理機能によって、証拠金に合わせ、エントリーするロット数を自動で管理するように設計されており、各通貨ペア毎に、最低証拠金が設定されております。
USD/JPY
750,000円
AUD/NZD
540,000円
EUR/USD
750,000円
EUR/CAD
900,000円
GBP/USD
950,000円
CHF/JPY
750,000円
余剰証拠金が、それぞれの最低証拠金を下回った場合は、該当通貨ペアにおいては、新規エントリー(1ポジション目のエントリー)が制御されるようになっております。
例えば、証拠金が80万円だった場合は、EUR/CAD, GBP/USD 以外の、USD/JPY, AUD/NZD, EUR/USD, CHF/JPY の4通貨ペアのみ稼働することとなります。ただし、例えば、AUD/NZDで、含み損を6万円抱えていた場合などは、余剰証拠金が75万円を切ってしまうため、AUD/NZD以外の全ての通貨ペアにおいて、新規エントリーが制御される形となります。
制御されるのは、新規エントリー(1ポジション目のエントリー)のみとなりますので、上記ケースで、余剰証拠金が75万円を切った時点で、USD/JPYでも、すでにポジションを保有している場合は、その後のナンピンや利確といった挙動は制御されることなく、通常通りの稼働をするようになっております。
上記を踏まえ、すべての通貨ペアを正常に稼働させる場合は、GBP/USDの最低証拠金95万円に、含み損や、エントリーに必要な証拠金のバッファとして5万円をプラスした、100万円が必要になるということとなります。
最も効率的な証拠金は、いくらですか?というご質問もいくつかいただきましたので、あわせてご案内させていただきますと、証拠金の額が大きくなればなるほどロットの上がり方が証拠金の割合に対して細かくなるため、あまり気にならなくなりますが、100万円に近い証拠金の場合は、ロット数が切り替わる前後のタイミングでは、0.01ロットスタートか、0.02ロットスタートかでは、損益の値が2倍になることになります。
その点から考えると、USD/JPY, EUR/USD, CHF/JPYが0.02ロットとなる75万円x2=150万円、または、もう少し先の、AUD/NZDが0.03ロットとなる54万円x3=162万円あたりが、証拠金に対しての利益率の割合が、もっとも効率的になる数字となるかと存じます。利益も大きくなりますが、損失が出る場合も比例して大きくなりますので注意が必要です。あわせて、参考にしていただければ幸いでございます。
今回の損切りにつきまして、開発者として、また販売者として、ご利用をいただいております大勢の皆さまにたいし、大変心苦しく感じているところでございます。