夏目耕四郎メルマガ 『ゴールド』#635
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【競馬のレジまぐ】
本日開催中のレース予想一覧
https://regimag.jp/horse_racing/?integration_af=MU1UY3lOVGs9OQ%3D%3D
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【中山9R】デイジー賞(牝・芝1800m)
仮柵:Bコース2週目(野芝約6ー8cm、洋芝約12ー16cm)
印 馬名 騎 厩 速力順位
01 トウカイフィーバー B F 12
02 サムシングフレア C F 13
03 ペルルクロシュ B C 5
04 フジマサアクトレス C F 10
▲05 フィビュラ A S 1
06 コウセイオリーヴ C F 9
△07 シャララ A C 7
◯08 キンショーユキヒメ A C 2
△09 サクレディーヴァ D D 3
★10 カマクラ A B 4
◎11 レッドシルヴィ C C 8
12 ポロス C F 11
△13 リリカルホワイト C D 6
※上記簡易馬柱の見方、残り詳細データ・各馬のラップパターングラフ入り馬柱完全版は「夏目スコープ & 数式サラブレッド《本日号》」( http://www.e-shinbun.net/natsumescope/?idgt=6 )にてご覧ください
また、全国のコンビニ(ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス)のマルチコピー機から出力できる「e-プリントサービス」でも取り扱い中ですので、お近くのコンビニでもご利用いただけます。詳細はe-プリントサービスHP( http://www.e-shinbun.net/cp/saleslistdetail?gamble_code=62 )で
本日は阪神競馬場で桜花賞、そして忘れな草賞と、3歳牝馬のオープンクラスのレースが2鞍組まれています。
裏開催となる中山では3歳500万下クラスのデイジー賞。
早くもオークスへ向けた戦いが始まるとともに、次々週以降に行われるオークストライアルを含めて、どのレースを使うかというレース選択も重要となってくる時期です。
中山芝1800mで行われるこのレースは、コースの傾向から見ると中盤ラップが緩まない持続戦になることが多いのですが、500万下条件の牝馬限定戦とあればまずラップバランスはスロー。
上がりのキレに欠く馬は早めにスパートしてキレ勝負に持ち込まないレースを組み立ててくると思いますが、持続ラップのロングスパート上がりになるほど早く仕掛けすぎると自分自身が大きくバテてしまうため、やはりギリギリまで脚をタメたいというのが本当のところ。
そんな出走メンバーの組み合わせで行われるレースですから、有利になるのは1600m、1800mあたりの距離で、中盤が緩まなかったレースや、牡馬相手の強いメンバーとのレースで実績を残している馬が有利になるとみて良いでしょう。
◎レッドシルヴィ
前走のフェアリーSはレース中に再三不利を受け、全くレースにならなかったためノーカウントと考えてOKなレース。
新馬戦で見せた上がり(11.9ー11.5ー11.5)という加速ラップを、外から余裕たっぷりに差し切った内容。
そして、前半1000m通過57.7秒のハイペースを追走し、牡馬に混じって4着したひいらぎ賞。
この真逆のラップでの好走はいずれも急坂中山コースというのは、かなりのアドバンテージ。
昨日のニュージーランドトロフィーで、12番人気3着と穴をあけたエクラミネレールは、このひいらぎ賞のハイペースを逃げて演出した馬だったように、今年の3歳世代のキーポイントとなるハイレベルレースがひいらぎ賞でした。
血統面でもルルーシュの半妹で、距離延長で回収率が跳ね上がるヴィクトワールピサの産駒と、狙いどころが満載。
前走10着という、馬柱の数字だけで判断する人が多いので、休養明けでもあり実力以上に人気になっていないというおいしいタイミングです。
◯キンショーユキヒメ
普通に考えれば地元関西の忘れな草賞に使ってくるところですが、相手関係から確実に勝つならコチラということで遠征してきたようです。
現時点でまだ1勝馬ですが、馬柱を見れば戦ってきた相手のレベルがかなり高いことは明白。
ブラックスピネル、ロイカバード、マカヒキ、カイザーバルですから、この馬もまず間違いなくオープンクラスの能力を持っているとみて大丈夫です。
中山の内回りを走るのが初めてなので、よほどコーナーのキツイコースが苦手でもない限りは能力の違いで勝ち負けになると思います。
▲フィビュラ
2走前がエクラミネレールから0.3秒差の4着、前走がゲッカコウから0.2秒差の2着と、オープン特別やG3くらいなら通用して不思議ない実績を残しています。
ただ、ラップの厳しさの経験という意味ではまだ未知数で、スロー専門の可能性も。
ミトラの半妹なので中山芝1800mのようなコースはかなり合っていると思いますが、道中のラップがキツくなった時に乗りきれるかどうかというのはまだ疑問です。
★カマクラ
前走で未勝利戦を勝ち上がったばかりですが、2戦続けて中山芝1800mのミドルペースの流れで上がり最速という点に注目してみました。
ただ上がり最速とは言っても、いわゆる高速上がりではないので、スローになりすぎると分が悪いとは思います。
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[推奨買い目と参考資金配分]
【馬連】《2点》
◎11 ー ◯8(16%)
◎11 ー ▲5(16%)
【3連複】
フォーメーション《19点》
◎11,◯8 ー ◯8,▲5,★10 ー ▲5,★10,△7,9,13(38%)
2頭軸流し《5点》
◎11,◯8(軸)ー ▲5,★10,△7,9,13(30%)
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【阪神9R】忘れな草賞(牝・芝2000m)
仮柵:Bコース2週目(野芝約6ー8cm、洋芝約12ー16cm)
印 馬名 騎 厩 速力順位
01 リセエンヌ B C 5
02 エターナルユース C E 11
03 ソロフライト C F 10
▲04 ペプチドサプル C D 3
◎05 フロムマイハート C A 2
△06 デルマオギン S S 7
07 ブレッシングテレサ A B 6
△08 ロッテンマイヤー S C 4
△09 ミッキーグッドネス S B 9
◯10 メイショウタチマチ S B 1
△11 ゴッドカリビアン C C 8
※上記簡易馬柱の見方、残り詳細データ・各馬のラップパターングラフ入り馬柱完全版は「夏目スコープ & 数式サラブレッド《本日号》」( http://www.e-shinbun.net/natsumescope/?idgt=6 )にてご覧ください
また、全国のコンビニ(ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス)のマルチコピー機から出力できる「e-プリントサービス」でも取り扱い中ですので、お近くのコンビニでもご利用いただけます。詳細はe-プリントサービスHP( http://www.e-shinbun.net/cp/saleslistdetail?gamble_code=62 )で
オールド競馬ファンの方には、通称「残念桜花賞」(出走できなかったという意味ですね)でおなじみの忘れな草賞。
昨年は桜花賞を除外となったミッキークイーンがここを勝ちオークスへと向かいましたが、今年はさすがにミッキークイーン級の馬はいませんね。
そうは言っても阪神内回りの2000m。
ラップバランスや適性面では、急加速力より持続力が高いタイプに有利なコースです。
しかし走るメンバーは3歳牝馬同士ですから、基本的には中盤が大きく緩んだスローの流れになりやすいレースです。
そうなると、出走メンバーのレベルが低い年には超スローの上がりだけの勝負になり、さらに距離が伸びてレベルが高くなるオークスではまず通用しないレースに。
逆に出走メンバーのレベルが高いと、スローで流れていても後半の1000m、800mからは速いラップが続くロングスパートの持続戦になるので、距離延長のオークスでも通用する可能性が出てくるということになります。
今年のオークスはこの路線からでは厳しいとは思うのですが、この後オークストライアルで既存勢力を引っ掻き回せそうな馬がいるので、そのあたりを楽しみに狙ってみたいと思います。
◎フロムマイハート
前走の500万下を勝負レースとして的中した馬なので、熱心に僕の予想をご覧の方は覚えていらっしゃるかと思います。
この馬の持ち味はスピードの持続力なのですが、その持続力が牝馬限定戦だけでなく、レプランシュ、サトノダイヤモンド、マウントロブソンと、世代トップクラスの牡馬相手のレースでも通用していたというところがポイントです。
特に2走前のあすなろ賞は、0.4秒差の5着に負けていますが、マウントロブソンの強引なマクリをモロに受ける形となってかなり苦しい流れになったなかでの先行5着で、牝馬限定戦くらいの相手関係なら楽に重賞でも通用するレベルの走りを既に見せたと評価しています。
今回のレースは特に逃げたいという馬が不在で、放っておくとスローのキレ勝負になってしまいます。
この馬の特性は、長く速いラップを踏んでも簡単にバテないというところなので、前半から中盤がスローでも、できれば後半はロングスパート勝負に持ち込みたいところ。
そういう強気の騎乗があまり得意ではない三浦騎手がテン乗り…という点がかなり心配ですが、ラフィアン(オーナーサイド)のご指名なんでしょうから、こればかりは…。
多少ヘタに乗ったとしても崩れないとは思いますけどね、馬の能力が高いので。
◯メイショウタチマチ
1番人気を背負ったアネモネSでは最内枠がアダになり、上がり最速の脚をマークするも0.4秒差の6着。
マイルの距離が短いということと、コーナリングがかなりヘタで器用さに欠けるという弱点が露呈してしまったレースでした。
今回も内回りコースなので、ある程度器用さは必要ですが、中山マイルに比べれば距離も伸びるぶんマシでしょう。
この馬も◎と同じく牡馬のオープンレベルの馬との対戦歴が魅力。
スペシャルウィークにウォーエンブレムと、東京のトライアルあたりがピッタリのタイプだと思うので、今回2着以下で賞金を加算できなければスイートピーSに向かうことをオススメしたいですね。
▲ペプチドサプル
馬柱を見れば普通に強いということがわかると思いますが…。
アルテミスS、阪神JFで2歳女王と0.5秒前後という勝負をしていて、超ハイレベル決着だった紅梅Sでも0.2秒差の4着。
普通に考えてアネモネSで桜花賞の優先出走権を獲るはずだったんですけどねぇ。
相手弱化でも3着に負けてしまうあたりが、この馬の決め手に欠くという弱点ではありますが。
今回も能力上位で勝ち負けに加わってくると思いますが、決め手はないのでまた3着かも。
まぁとりあえずは、桜花賞で買いたかったんで、残念です。
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[推奨買い目と参考資金配分]
【馬連】《4点》
◎5 ー ◯10(30%)
◎5 ー ▲4(10%)
◎5 ー △8(10%)
◎5 ー △9(5%)
【3連複】
フォーメーション《9点》
◎5 ー ◯10,▲4 ー ▲4,△6,8,9,11(45%)
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【阪神11R】桜花賞 G1(牝・芝1600m外)
仮柵:Bコース2週目(野芝約6ー8cm、洋芝約12ー16cm)
印 馬名 騎 厩 速力順位
01 キャンディバローズ C B 8
02 ブランボヌール C C 9
03 メイショウスイヅキ B B 13
04 ソルヴェイグ B C 6
▲05 メジャーエンブレム S C 1
06 ビービーバーレル C E 14
△07 デンコウアンジュ S C 10
08 アッラサルーテ B C 16
09 ジープルメリア B C 12
10 アットザシーサイド S C 7
△11 レッドアヴァンセ A S 4
◎12 シンハライト A S 3
◯13 ジュエラー S B 2
14 カトルラポール C D 18
15 ラベンダーヴァレイ S S 5
16 ウインファビラス C F 17
17 アドマイヤリード A B 11
18 メイショウバーズ C B 15
※上記簡易馬柱の見方、残り詳細データ・各馬のラップパターングラフ入り馬柱完全版は「夏目スコープ & 数式サラブレッド《本日号》」( http://www.e-shinbun.net/natsumescope/?idgt=6 )にてご覧ください
また、全国のコンビニ(ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス)のマルチコピー機から出力できる「e-プリントサービス」でも取り扱い中ですので、お近くのコンビニでもご利用いただけます。詳細はe-プリントサービスHP( http://www.e-shinbun.net/cp/saleslistdetail?gamble_code=62 )で
[桜花賞 レースLAP傾向]阪神芝1600m外
平均勝ちタイム 1.34.24
レース1F平均 11.78(追走区間1F平均 11.68)
前半35.11ー中盤24.05ー上がり35.08(前後半差:0.11秒後傾)
←遅――――――――区間ラップ――――――――速→
――――〓〓〓〓〓〓 12.43 ―――――――――― 1600m
↓
―――――――――― 11.07 〓〓〓〓〓〓〓――― 1400m
↓
―――――――――― 11.61 〓〓―――――――― 1200m
↓
―――――――〓〓〓 12.07 ―――――――――― 1000m
↓
――――――――〓〓 11.99 ―――――――――― 800m
↓
―――――――――― 11.57 〓〓―――――――― 600m
↓
―――――――――― 11.43 〓〓〓〓―――――― 400m
↓
―――――――〓〓〓 12.08 ―――――――――― 200m
※「〓〓」が1F平均との差を表します
「〓〓」が左に多いほどその区間ラップは遅い(右に多いほど速い)
3着内脚質:逃2ー先5ー差10ー追10《中だるみイーブンペース:差し追込優勢》
1着:逃1ー先2ー差3ー追3
2着:逃1ー先1ー差3ー追4
3着:逃0ー先2ー差4ー追3
さてクラシック開幕、桜花賞。
昨年同様、1番人気は直前輸送の関東馬ですが、思った以上に人気がかぶりましたねぇ、こと桜花賞に関しては単勝1倍台ほど抜けているとは思わないのですが。
まずメジャーエンブレムですが、この馬が負かしてきた馬のレベルを考えると、2歳女王とは言え明らかに未対戦組との力差はそんなに無いのでは?ということがすぐに分かるのではないかと思います。
例えば、アルテミスSで先着されたデンコウアンジュ、阪神JFで2、3着だったウインファビラス、ブランボヌール。
これらのいわゆる2歳時はトップクラスだった馬たちは、明け3歳のチューリップ賞でどんな結果だったでしょうか。
そして1.32.5という速いタイムがでたクイーンC。
このレースで2着以下に5馬身の差をつけたことで、さらに1強という評価が高まったわけですが、そもそもクイーンCの出走メンバーは重賞レベルとしては低すぎたのでは?
ちなみにこのクイーンC。
高速決着になったカラクリを僕なりに解説しますと、この日は西から急速に発達中の低気圧が近づいていて、かなり強い南西寄りの風が吹き込む1日でした。
東京競馬場で南西寄りの風といえば、向正面で追い風、ホームストレートで向かい風となります。
クイーンCは芝1600mなので、レース前半は強い向かい風を受けていたということになります。
なので、レースの前半が34.4ー46.1と速いラップで流れたのは、追い風の影響が大きかったことは間違いありません。
そしてこの高速決着が、風の影響によるまやかしである可能性を裏付けるのが、同じ日の5Rで行われた3歳未勝利戦(芝1600m)。
風の影響ではなく、「メジャーエンブレムが強すぎて速いラップを踏んで逃げた」ということであれば、重賞と未勝利戦ですから当然ラップに差があるのが当たり前です。
しかし、この未勝利戦でも前半のラップが34.6ー46.5とクイーンCと大差なく流れて、1000m通過は未勝利戦としては速すぎる58.7秒。
さすがに未勝利戦でこの流れだと前へ行った馬はバテてしまうので差し決着になりましたが、タイムは1.34.3とクラス平均が35秒台のコースとしては異例の速いタイムで決着しています。
このように、クイーンCのタイムと着差が眉唾ものではないかというのが僕の分析結果で、メジャーエンブレムの弱点を突く馬が桜花賞を勝つだろうと推測しました。
◎シンハライト
まず、イン有利の1月京都を外から差して勝った紅梅Sの時点で、「1.21.5のレースレコードで勝ったこの馬は、(過去に紅梅Sを好時計勝ちした)スティルインラブ、スイープトウショウ、ローブデコルテらと同じくらいの活躍をする可能性がある」という評価をフェイスブック等に書き込んでいます。
その仮説が確信に変わったのが前走のチューリップ賞。
レースの前半800m通過46.8秒というのは、メジャーエンブレムが阪神ジュベナイルフィリーズでマークした46.9秒とほぼ同じラップ。
すなわち流れ自体はG1と同じ速さで、その流れからレース後半46.0秒、自身の上がり33.0秒というのは、チューリップ賞史上最高レベルだった2007年のウオッカ、ダイワスカーレットを0.1秒上回る超G1級のラップでした。
この時点で、シンハライト、ジュエラーの2頭が牝馬クラシックの中心になっていくだろうと決めつけてしまっても良かったのですが、メジャーエンブレムとのより詳細な比較まで踏み込んでみました。
前出の通り、メジャーエンブレムが阪神JFで踏んだラップと、チューリップ賞の途中通過ラップはほぼ酷似しています。
しかし走破タイムで1.7秒差があるので、上がりでタイムがかかりすぎる馬場だったという可能性は否定できません。
そこで走破タイムがともに1分32秒台と速かったクイーンCとチューリップ賞で比較してみたところ、前半と後半それぞれの800mラップはチューリップ賞が46.8ー46.0、クイーンCが46.1−46.4です。
どちらも46秒台ですが、チューリップ賞がやや後半が速く、クイーンCはやや前半が速いというバランスです。
そしてそれぞれの馬の自身上がりラップを見てみると、シンハライト、ジュエラーが上がり33.0秒、メジャーエンブレムが34.7秒、その差は1.7秒あります。
1.7秒差というと約9馬身近くの差です。
これは、前後半がともに46秒台で流れるようなレースで、残り600mの地点でメジャーエンブレムが9馬身差をつけていないと差される可能性が高いという机上の計算になりますね。
しかもメジャーエンブレムは、中盤をややゆるめたスローの流れに持ち込んだアルテミスSで、キレ負けして差されて負けたという失敗を教訓に、それ以降のレースではため逃げせずに、キレ勝負に不安があるという自身の弱点を打ち消すレースをしています。
その判断と、実際にレースで具現化してしまうルメール騎手はさすが一流だなと思うわけですが、これまでと同じように前半800mを46秒台で後続に脚を使わせる逃げまたは先行の競馬をしても、残り600mの地点で9馬身のセーフティーリードがないとチューリップ賞の2頭には差されてしまうということです。
だいたい過去の桜花賞を見ても、残り600mの地点で先頭から最後方までが1.7秒もの差がある縦長馬群になることは稀です。
しかもチューリップ賞では、シンハライト、ジュエラーともに残り600mの地点で先頭から0.9秒差の位置にいたので、メジャーエンブレムが46秒台で先行している以上は1.7秒も後方になることは考えにくい。
これはどう考えてもメジャーエンブレムには不利でしょう。
そしてシンハライトにはかなり勝ち目がある桜花賞になると思います。
◯ジュエラー
チューリップ賞だけではなく、流れが厳しくてハイレベル決着となったシンザン記念(上位馬がその後軒並みオープンや重賞で活躍)でも、イン有利の馬場のなか外から追い込んで2着とG1級のポテンシャルを披露しています。
ただ、1600mの2戦で明らかになったのが、「おそらくマイルは適性として短い」ということ。
1800mだったデビュー戦では、もちろんスローだったということもありますが、位置取りはほぼ同じだったにも関わらず、上がりだけでなく中盤区間から最速ラップを踏んでの差し切りで、距離が伸びたほうが差し脚をさらに活かしやすいのでしょう。
ヴィクトワールピサ産駒自体がマイルより2000mの方が成績がいいという傾向があり、おそらくこの馬もそのタイプ。
それでいて1600mのチューリップ賞でシンハライトとあの僅かな差ですから、馬の能力自体はコチラのほうが上だろうと評価しています。
今回はマイルという適性の差で2番手評価ということにしました。
▲メジャーエンブレム
チューリップ賞の2頭に差される可能性が高いという予想ですが、それ以外でこの馬を差せる馬がいるのか?というとさすがに難しいので、必然的に3番手という評価に。
上がりのキレは劣るものの、スピードの持続力が一級品であることは間違いありません。
レース間隔を開けながら、毎回外厩(ノーザン天栄)に出してゆったりとしたローテでレースを使うという、デビューから徹底した使われ方をしている点は評価しておきたいところ。
天栄としても、昨年のルージュバックで失敗しているだけに(厩舎での追い切りでミスがあった)今年はなんとかしたいところでしょうけど。
もともと押さえすぎるとかかるようなところもあり、今の戦法になったという馬で、まず距離は持たないでしょうからオークスは望み薄(使わないのかも)。
NHKマイルCならというところですけど、今年はエアスピネルなんかもいますからねぇ。
△レッドアヴァンセ
馬体重が大幅に減っていた前走は、出負けして後方からの競馬。
それでも中盤+上がりではメンバー中最速をマークしていたように、まだ見限れません。
イン有利の京都で外から追い込んで勝っているという点も注目。
△デンコウアンジュ
メジャーエンブレムを追いかけすぎると自分の持ち味が生きないということがハッキリした阪神JF。
チューリップ賞を見る限り、シンハライトらとは上がりのスピードの差がありますが、追込に徹すれば3着は狙えるかというところ。
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[推奨買い目と参考資金配分]
【3連複】《5点》
◎12 ー ◯13 ー △11(10%)
◎12 ー ◯13 ー △7(3%)
◎12 ー △11 ー △7(1%)
◎12 ー ▲5 ー △11(12%)
◎12 ー ▲5 ー △7(6%)
【3連単】
フォーメーション《4点》
◎12,◯13 → ◎12,◯13,▲5 → ◎12,◯13,▲5(68%)
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