エリザベス女王杯 2017 重賞レース特集

エリザベス女王杯の2017年度版重賞(G1)特集ページです。
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2017年 エリザベス女王杯 NEWS!
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3歳牝馬と古馬牝馬のプライドが激突するエリザベス女王杯を徹底解説

エリザベス女王杯が創設された経緯や予想上のチェックポイント

世界の強豪が来日することもあるエリザベス女王杯

エリザベス女王杯の前身「ビクトリアC」が創設されたのは1970年。牝馬三冠の最終戦と位置付けられる競走だった。1975年、エリザベス2世の来日を期に、レース名を「エリザベス女王杯」と改称。条件等の変更は行われなかったが、回次は「第1回」とリセットされ、以降1995年まで京都の芝2400mで施行された。

1996年、エリザベス女王杯が古馬に開放されることが決定。一流の古馬牝馬が目標とするレースが存在せず、牡馬に混じって走るほかない状況だったことが考慮された措置だった。それに伴い、距離は2200mに短縮され、牝馬三冠の最終戦は新設された秋華賞へと譲ることになった。現在はその秋華賞を戦った3歳牝馬と歴戦の古馬牝馬がエリザベス女王杯にて相まみえることも多く、毎年のように熱戦が繰り広げられている。

世界レベルの強豪馬がこのレースを目標に来日することもあり、2011年、2012年にはイギリスのスノーフェアリーがエリザベス女王杯を連覇している。

エリザベス女王杯が行われる京都芝2200mはディープインパクトにとって「庭」とも呼ぶべき舞台?

エリザベス女王杯の行われる京都2200mは外回りコースを使用。3コーナーにある高低差およそ4.3mの坂が特徴的で、下り坂で勢いが付いた状態で最後の直線に入ってくるため、馬群がばらけることが多く、4コーナーで内を狙った馬が好走するケースもある。

注目したい血統はディープインパクト。競馬場や距離を問わず活躍を見せるディープ産駒だが、京都芝2200mはとりわけ「庭」とも呼ぶべき舞台。昨年末までの5年間の複勝率は実に42.2%を記録しており、単勝の回収率も120%を超えている。全ての馬の単勝を勝っても収支がプラスになる計算だ。

その他ではハービンジャー、ジャングルポケットなどの産駒が好成績を残しており、長くいい脚を使う血統が優勢と言えそうだ。

2016年エリザベス女王杯の結果をプレイバック

古馬勢が人気を集めることになった2016年エリザベス女王杯

2016年のエリザベス女王杯で1番人気に推されたのはマリアライト。前年のエリザベス女王杯を制覇し、有馬記念でも4着に好走。翌年に入るとさらに進化を遂げ、宝塚記念では男馬のドゥラメンテらを下し、堂々たる勝利。牝馬の枠を超え、日本を代表する競走馬となった。秋緒戦に選んだオールカマーこそ5着に終わったが、本馬は重賞勝ちの全てがG1という、叩き良化型。積み重ねた実績からも変わり身は十分と期待された。

2番人気の支持を集めたのはミッキークイーン。3歳時にはオークス、秋華賞を制覇するなど、比較的長めの距離で活躍してきたが、古馬になると1600mのヴィクトリアマイルでも2着に入り、距離の融通性を証明した。そのヴィクトリアマイル以来、約半年ぶりの出走となったが、本来の適距離である2200mで行われるエリザベス女王杯は負けられない一戦と目された。

3番人気はクイーンズリング。フィリーズレビュー、京都牝馬ステークスを勝利するなどこつこつと実績を積み重ねてきたが、G1では秋華賞の2着が最高で、どちらかと言えば地味な存在だった。しかし前哨戦の府中牝馬ステークスでは好位追走から鋭い脚を使い、マジックタイム、スマートレイアーといった強豪を完封。一躍エリザベス女王杯の主役候補に名乗りを上げた。

以下、パールコード、タッチングスピーチなどが人気で続いたが、当年の3歳G1を勝った馬が不在という事情もあり、古馬牝馬による古馬牝馬のためのレースといった様相を呈した2016年エリザベス女王杯だった。

スローとなった2016年エリザベス女王杯を制したのはクイーンズリング

ゲートが開き、真っ先に飛び出したのはプリメラアスールだった。古豪メイショウマンボが2番手に付け、パールコード、シングウィズジョイ、シャルールらが好位集団を形成。マリアライトは序盤にシャルールに寄られる不利もあり、中団外の位置取り。ミッキークイーンはその内にピタリと並ぶ展開になった。前半5ハロンは61.8秒というかなり遅めのペース。

勝負どころに差し掛かり、いつものようにマリアライト鞍上の蛯名正義騎手が激しく手綱をしごくが、思うように前へと進まない。最後の直線に向くと、内で脚を溜めたシングウィズジョイが抜け出し、つれてクイーンズリングもそれに襲いかかる。結局、1完歩ごとに差を詰めたクイーンズリングが1着でゴールイン。勝ちタイムは2分12秒9。クビ差の2着にシングウィズジョイが入り、鋭い差し脚を使ったミッキークイーンが3着。マリアライトは6着に終わった。

蛯名正義騎手「死ぬかと思った」

クイーンズリングで2016年エリザベス女王杯を制覇したクイーンズリングに騎乗したミルコ・デムーロ騎手は「出遅れて、最後の直線もちょっと失敗した。でも最後まですごい脚を使ってくれた。本当に強かった」と愛馬を称えるコメントを残した。

12番人気ながら2着に激走したシングウィズジョイのクリストフ・ルメール騎手は「惜しかったけど、すごく嬉しい。馬がよく走ってくれた。ペースは速くなかったけれど、馬の後ろでリラックスしていた」とコメント。大健闘の2着に満足感を滲ませた。

3着ミッキークイーンの浜中俊騎手は「いいスタートを決めていい位置を取る予定だったが…。ラスト100mはよく伸びてくれた。やはり一度使えていたら、という感じ」と半年ぶりの出走となったローテーションに敗因を求めた。

数少ない3歳勢の中で4着と好走したパールコードの川田将雅騎手は「秋華賞からずっといい状態で迎えられたし、いいレースができた。来年のエリザベス女王杯を勝てるように1年間やっていきたい」と1年後の雪辱を誓った。

一方、6着と人気を裏切る格好となったマリアライトの蛯名正義騎手は「1コーナーの不利が全て。多大なる影響を受けた。死ぬかと思った」と怒りが収まらない様子だった。

2017年エリザベス女王杯を大胆予想?

クイーンズリングは現役続行を表明。香港Cでは9着に終わったが、初の海外遠征でもあり、やむないところ。2017年エリザベス女王杯には万全の体調で出走し、連覇を成し遂げたい。

3着のミッキークイーンも有力候補だ。先に述べたとおり、2016年エリザベス女王杯は半年ぶりというローテもあり、レース勘が鈍っていた印象。今春は阪神牝馬ステークスからの始動が予定されており、順調に使うことさえできれば、実力は国内牝馬の中ではトップクラスだろう。

2017年愛知杯で念願の重賞初制覇を記録したマキシマムドパリも面白い存在だ。2016年エリザベス女王杯こそ9着に敗れたが、3歳時には秋華賞3着などG1でも実績を残している。マイルはやや短い印象もあるため、2017年の最大目標はエリザベス女王杯と予想される。決して侮ることのできない1頭だ。

その他、史上空前のハイレベルと目される現3歳牝馬勢にもリスグラシューやアドマイヤミヤビなど、京都芝2200mへの適性が高そうな馬がずらりと顔を並べる。

楽しみな2017年エリザベス女王杯は11月12日。秋の京都で女王が決定する。

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2016年 エリザベス女王杯のレース結果


エリザベス女王杯 (G1) 出馬表

8 7 6 5 4 3 2 1 枠番
15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 馬番
マジックコード パールコード ヴィクトワールピサ
青鹿
グレイトフィーヴァー シャルール ゼンノロブロイ
リメインフォレスト プリメラアスール スペシャルウィーク
黒鹿
スウェプトレジーナ アスカビレン ブラックタイド
鹿
デンコウラッキー デンコウアンジュ メイショウサムソン
黒鹿
ネイチャーガイド シュンドルボン ハーツクライ
青鹿
シングライクバード シングウィズジョイ マンハッタンカフェ
青鹿
リッスン タッチングスピーチ ディープインパクト
鹿
マドモアゼルドパリ マキシマムドパリ キングカメハメハ
アガルタ プロレタリアト ハーツクライ
鹿
メイショウモモカ メイショウマンボ スズカマンボ
鹿
コンサーンナッカ ヒルノマテーラ マンハッタンカフェ
黒鹿
アクアリング クイーンズリング マンハッタンカフェ
黒鹿
クリソプレーズ マリアライト ディープインパクト
黒鹿
ミュージカルウェイ ミッキークイーン ディープインパクト
鹿
母馬名 馬名 父馬名
毛色
54.0 牝3 56.0 牝4 56.0 牝4 56.0 牝4 54.0 牝3 56.0 牝5 56.0 牝4 56.0 牝4 56.0 牝4 56.0 牝5 56.0 牝6 56.0 牝5 56.0 牝4 56.0 牝5 56.0 牝4 斤量
馬齢
川田将雅 福永祐一 幸英明 松田大作 松山弘平 吉田豊 C.ルメール R.ムーア 武豊 杉原誠人 池添謙一 四位洋文 M.デムーロ 蛯名正義 浜中俊 騎手
栗東 中内田充正 栗東 松永幹夫 栗東 鈴木孝志 栗東 中尾秀正 栗東 荒川義之 美浦 矢野英一 栗東 友道康夫 栗東 石坂正 栗東 松元茂樹 美浦 小島茂之 栗東 飯田祐史 栗東 昆貢 栗東 吉村圭司 美浦 久保田貴士 栗東 池江泰寿 調教師
504.0 (-4) 466.0 (-2) 500.0 (+8) 470.0 (+4) 446.0 (+4) 498.0 (-10) 474.0 (0) 472.0 (+4) 454.0 (-6) 428.0 (-2) 488.0 (+4) 464.0 (+2) 460.0 (+10) 432.0 (-8) 442.0 (+10) 馬体重
単位: kg
8.45人気 55.211人気 102.914人気 54.210人気 51.69人気 18.96人気 61.612人気 6.24人気 28.87人気 105.615人気 74.613人気 31.08人気 6.13人気 3.11人気 3.62人気 オッズ

レース結果

着順 馬番 馬名 タイム
1 2 3 クイーンズリング 2:12.9
2 5 9 シングウィズジョイ クビ
3 1 1 ミッキークイーン 1 1/4
4 8 15 パールコード 3/4
5 7 13 プリメラアスール 1 1/4
6 2 2 マリアライト 1/2
6 6 10 シュンドルボン 同着
8 5 8 タッチングスピーチ 1 1/4
9 4 7 マキシマムドパリ クビ
10 7 12 アスカビレン ハナ
11 6 11 デンコウアンジュ 1 1/4
12 3 5 メイショウマンボ 3/4
13 3 4 ヒルノマテーラ 1/2
14 4 6 プロレタリアト
15 8 14 シャルール

払戻金

単勝 3 610円 3番人気
複勝 3
9
1
230円
1,200円
150円
3番人気
12番人気
1番人気
枠連 2-5 720円 3番人気
馬連 3-9 13,710円 33番人気
ワイド 3-9
1-3
1-9
3,670円
520円
4,640円
33番人気
6番人気
40番人気
馬単 3-9 22,570円 56番人気
3連複 1-3-9 20,680円 60番人気
3連単 3-9-1 158,930円 403番人気
WIN5 1,127,410円 3番人気

過去10年間のエリザベス女王杯のレース結果

第41回 エリザベス女王杯
2016年11月13日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
2 3 クイーンズリング M.デムーロ 6.1倍(3番人気) 2:12.9 シングウィズジョイ ミッキークイーン
第40回 エリザベス女王杯
2015年11月15日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
6 12 マリアライト 蛯名正義 15.2倍(6番人気) 2:14.9 ヌーヴォレコルト タッチングスピーチ
第39回 エリザベス女王杯
2014年11月16日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
1 1 ラキシス 川田将雅 6.8倍(3番人気) 2:12.3 ヌーヴォレコルト ディアデラマドレ
第38回 エリザベス女王杯
2013年11月10日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
2 3 メイショウマンボ 武幸四郎 3.9倍(2番人気) 2:16.6 ラキシス アロマティコ
第37回 エリザベス女王杯
2012年11月11日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
8 15 レインボーダリア 柴田善臣 23.0倍(7番人気) 2:16.3 ヴィルシーナ ピクシープリンセス
第36回 エリザベス女王杯
2011年11月13日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
8 18 スノーフェアリー R.ムーア 2.7倍(1番人気) 2:11.6 アヴェンチュラ アパパネ
第35回 エリザベス女王杯
2010年11月14日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
3 6 スノーフェアリー R.ムーア 8.5倍(4番人気) 2:12.5 メイショウベルーガ アパパネ
第34回 エリザベス女王杯
2009年11月15日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
4 7 クィーンスプマンテ 田中博康 77.1倍(11番人気) 2:13.6 テイエムプリキュア ブエナビスタ
第33回 エリザベス女王杯
2008年11月16日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
8 16 リトルアマポーラ C.ルメール 13.2倍(4番人気) 2:12.1 カワカミプリンセス ベッラレイア
第32回 エリザベス女王杯
2007年11月11日() 京都競馬場
馬番 勝ち馬 騎手 オッズ(人気) タイム 2着 3着
5 7 ダイワスカーレット 安藤勝己 1.9倍(1番人気) 2:11.9 フサイチパンドラ スイープトウショウ

2017年 重賞レース特集

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