みなさんおはようございます。
夏目耕四郎の「ワンコイン・ラップタイム重賞予想」
16年7月24日(日)函館11R「函館2歳S」です。
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※当記事は馬券購入を指南、勧奨するものではありません
本内容により生じたすべての事象に対し、当方では一切の責任は負いかねます
みなさまご自身の責任のもと、競馬をお楽しみいただくようお願い申し上げます
またデータの内容につきましては、主催者発行のものと照合し確認してください
【函館11R】函館2歳S G3(芝1200m)
仮柵:Bコース2週目(洋芝約10ー14cm)
《このレースで求められる適性:速力+機動》
想定ペース:平均速め
想定逃げ馬:タイムトリップ
想定番手馬:ロイヤルメジャー
印 馬名 騎 調 速力
01 ネコワールド B F 12
◎02 フクノクオリア C C 5
03 ザベストエバー C C 10
04 メローブリーズ C F 6
△05 タイムトリップ B D 13
◯06 モンドキャンノ S B 1
△07 ラッシュアウト C B 8
08 バリンジャー S C 3
09 バンドオンザラン ― ― 15
▲10 ロイヤルメジャー C B 7
11 ピンクドッグウッド ― ― 16
△12 レヴァンテライオン B B 2
13 ポッドジーニー C F 11
△14 ドゥモワゼル A F 4
15 ガーシュウィン C C 9
16 ラーナアズーラ B E 14
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[函館2歳S レースLAP傾向]函館芝1200m
平均勝ちタイム 1.10.20
レース1F平均 11.70(追走区間1F平均 11.29)
前半34.00ー上がり36.20(前後半差:2.20秒前傾)
←遅――――――――区間ラップ――――――――速→
――――――〓〓〓〓 12.08 ―――――――――― 1200m
↓
―――――――――― 10.58 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 1000m
↓
―――――――――― 11.35 〓〓〓――――――― 800m
↓
―――――――〓〓〓 11.95 ―――――――――― 600m
↓
――――――――〓〓 11.93 ―――――――――― 400m
↓
―――――〓〓〓〓〓 12.33 ―――――――――― 200m
※「〓〓」が1F平均との差を表します
「〓〓」が左に多いほどその区間ラップは遅い(右に多いほど速い)
3着内脚質:逃1ー先4ー差4ー追3《前傾ラップ:逃げ不利》
1着:逃1ー先1ー差1ー追1
2着:逃0ー先1ー差1ー追2
3着:逃0ー先2ー差2ー追0
[レースのポイント]
→→ 前後半差が2秒を超える前傾ラップ
→→ 新馬逃げ切り勝ち馬が多いが、このレースで逃げると不利
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ほとんどの出走馬が新馬勝ち直後の1勝馬で、比較材料はその新馬勝ちの内容を精査していくことになります。
この時期の2歳戦はほとんどが1200m戦のため、スピードに任せて逃げ切って勝ち上がってきた馬も毎年多いわけですが、そういうスピード優先で勝ち上がってきた馬同士が対決するこのレースでは、一気に追走区間のラップの強度が上がって楽に逃げ切ってきた馬ほどアッサリと負けることが多い点に注意。
キャリアが少ないがゆえに、より信頼できるのは追走区間(主に前半3ハロン)が速いラップで勝ち上がってきた馬か、上がり3ハロンをラストまでしっかりと失速せずに伸びていた馬のどちらか。
今年の函館デビュー組では、2歳レコードに0.1秒差となる1.09.4で勝ち上がったモンドキャンノの優位性は揺るがないでしょう。
しかもゴールに向かって11.6→11.3→11.4とほとんど失速しないラップだった点も優秀。
2013年に新馬戦で2歳レコード(1.09.3)をマークしたクリスマスは、続く函館2歳Sも1.09.6の好タイムで勝利しています。
土曜日の函館芝1200mでは、3歳未勝利で1.09.4、古馬500万で1.08.5、古馬1600万で1.08.6というタイム。
おそらく函館2歳Sも1分9秒台決着が濃厚で、そうなるとまずタイム面で振り落とされる馬が多数いると考えて、◎は人気の盲点になっている伏兵を狙いたいと思います。
◎フクノクオリア
2戦続けて函館芝1200mを1分9秒台での走破。
そして前走の未勝利戦は追走区間の1ハロン平均ラップが11秒13と今年の函館2歳戦で最速をマークしていました。
モンドキャンノが勝った新馬戦からはこのレースに1ー4着馬の4頭が出走してきていますが、それだけレベルの高い新馬戦だったことは明白。
ただその新馬戦は、前半35.1ー上がり34.3という緩い後傾ラップで、開幕週でもあり前に行った馬に楽な流れでした。
それを踏まえると、上位4着までの馬の中で最も後方に位置し、上がりは勝ったモンドキャンノに次ぐ34.4秒で3着したこの馬に逆転の可能性があると見ました。
1回負けての未勝利勝ち経由だからなのか、前売りではかなり人気が無いですが、少なくとも人気ほどの能力差はないと思います。
◯モンドキャンノ
推奨理由は前述のとおりです。
福島開催のリーディングがほぼ確定しているとは言っても、戸崎騎手がわざわざ乗りに行くというのは勝負がかりだからでしょう。
▲ロイヤルメジャー
新馬戦は1.10.2で、タイムだけで判断すれば少し足りないというところですが。
前半3ハロン34.0秒という流れは、前出フクノクオリアの未勝利戦に次ぐ、今年の函館2歳戦で2番めに速い追走ラップ。
小雨降る中の稍重だったことを考慮すると、良馬場であと0.5秒ほどタイムを詰めてくれば今回の馬券圏内に届くという算段です。
2年目の加藤祥騎手が続けて騎乗するので、斤量が2kg(前走は減量特典あり)増える点は多少ネックですが…。
△レヴァンテライオン
新馬戦のタイム、ラップでは高い評価が出来ませんが、レース内容から推奨しておきます。
前が詰まったというほどの不利ではありませんが、進路を切り替えているうちに仕掛け遅れる形になった新馬戦。
残り200mの地点で「これでは間に合わない」と思えるくらいの差がありましたが、そこから一気に瞬発力で前を捉えた内容は、数字に表れない強さを感じました。
1分9秒台というタイムに付いていければ面白い1頭だと思います。
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[推奨買い目と参考資金配分]
【単勝】《1点》
◎2(5%)
【馬連】《1点》
◎2 ー ◯6(11%)
【3連複】
フォーメーション《24点》
◎2,◯6 ー ◯6,▲10,△12 ー ▲10,△3,5,7,12,14(48%)
【3連単】
フォーメーション《36点》
◎2,◯6 → ◎2,◯6,▲10,△12 → ◎2,◯6,▲10,△3,5,7,12,14(36%)
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