雲はかせ命の十のしつもん-第1話-
雲はかせ命の十のしつもん-第1話-

発行者:言葉配達人 あき
価格:1,026円(税込)
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ジャンル:その他
シリーズ:雲はかせ

公開開始日:2011/01/13
最終更新日:2011/01/11 17:29

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雲はかせ命の十のしつもん-第1話- 第1章 きみょうなうわさ
「あ・・・」
ゆうたは雲かせにずっとききたかったことを思い出しました。
「なんじゃ?」

「ねぇ、雲はかせ。にんげんはなんでびょうきになるの?」
雲はかせは答えます。

「おおっと、人間だけじゃないぞ。
 生きているものはみんなびょうきになるんじゃ。
 びょうきはな、命の大切さを気づかせるためにあるんじゃよ」

 ゆうたはすぐにしつもんしかえします。
「へぇ・・・じゃぁ、雲はかせは命って何だか知ってるの?」

「ほっほ~!お前さんはなかなかいいしつもんをするのぉ。
 エネルギーをつかうわい」
 
 そう言うとくもはかせはまたまたじまん気に言います。
「命はな、かみさまからあたえられたものなんじゃよ。
 だいじにせんといかんぞ」

 雲はかせはゆうたのようすを見ながらつづけます。
「お前さんが生まれるまえにはな、おじいちゃんがいておばあちゃんがいて、
 おとうさん、おかあさんとずーっとつづいておるんじゃ」

「じゃぁ、なんでぼくは生まれてきたの?」
 話のとちゅうでしつもんされて、ちょっぴりふまんげな雲はかせ。
少しいじけたようすで答えます。

「それはだな、お前さんにさいごまで生きぬく力がたまったからじゃよ。
 エネルギーというんかな。
まぁ・・・そんなもん生まれたとたんにわすれちまうんじゃけどな」

 そう言って雲はかせは少ししょんぼりしています。
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