性的なあまりにも性的な
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成人向アフィリエイトOK
発行者:眸恒平
価格:1,080円(税込)
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/12/06
最終更新日:2010/11/30 16:02

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性的なあまりにも性的な 第1章 「白昼夢(表)」
 大学生の斉藤は、都会になる大学に、隣県にある実家から通っていた。
 講義の時間によっては、その時刻に帰ることもたまにあった。
 そしてたまたまその列車に乗り合わせることもあった。
 その日は、ふだんならこの時刻にはまだ大学にいるはずだったが、講義が休講になり、早く帰ることになった。早く帰ってそのぶんアルバイトの時間が稼げると、駅についたら、その列車がホームに止まっていた。
 前から3両目に乗ると、彼ひとりだった。
 まあいつものことで、だいたい1両に10人から20人ぐらいしか乗らないから、別に不思議にも思わなかった。
 しかし出発時刻近くになっても、その車両には誰も乗ってこようとはしないで、次の車両まで歩いていった。
 そうしているうちに出発時刻になった。
 発車案内の音楽が鳴った。
 そしてドアが閉まる寸前に女がひとり、斉藤のいる車両に飛びこむように乗りこんできた。
「間に合ったぁ~!」
 小さな声で、ほっとするようにいったのが、斉藤に耳にかすかに聞こえてきた。
 彼女は、出口から2つめの席に、進行方向に向いて座った。
 斉藤は、流れていく景色を見るのが好きなので、いつも進行方向とは逆の座席に座っていたので、自然と彼女を見る形になった。
 列車が動き出した。
 彼女は、たったふたりだけの乗客のうちのひとりがまだ若い男ということで意識しているのか、斉藤の方を意識して見ないように、頑なに窓の外に目をやっていた。
 斉藤も意識してた。
 だから余計に彼女を見ない振りで、いつものように文庫を取り出して、それに読みふける振りをした。
 斉藤は窓から入る温かく、柔らかい日射しに、いつしか寝入ってしまった。
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