奪われた従姉の体
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発行者:Tira
価格:324円(税込)
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ジャンル:その他

公開開始日:2012/12/07
最終更新日:2012/11/25 15:30

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奪われた従姉の体 第1章 憧れの存在
「じゃあね」
「うん。また」
「あ、そうだ。敬雄」
 華奈美は、玄関の前で別れた敬雄の後ろ姿に声をかけた。
「何?」
「もし良かったら、明日から少しだけ練習しない?」
「練習?」
「うん。ボール拾いや基礎トレーニングばかりじゃ、部活もつまらないでしょ」
「それはそうだけど」
「部活が終わってから練習するのはどうかなって。もちろん敬雄のやる気と体力があればの話だけど。体育館が使えない日は適当な場所でトスの練習くらいは出来るし」
「でも、華奈美姉が大変だからいいよ」
 敬雄は心と裏腹な言葉を口にした。華奈美の誘いに鼓動が無条件に高鳴っている。
「私は別に構わないよ。早く敬雄にレギュラーになってもらいたいし、いつまでも敬雄がボール拾いしている姿を見たくないしね」
「う~ん。でも……」
「嫌かな?」
「嫌じゃないよ。すごく嬉しいけど」
「じゃあ決まりね! 毎日三十分でも練習していれば一年生の中でも上手くなれるよ」
「それじゃあお願いしようかな。でも華奈美姉、無理しないでよ。もうすぐ大事な試合があるんだから」
「分かってる。私だってそんなに体力ないから三十分だけ」
「うん」
「じゃあね」
 束ねた髪を揺らしながら手を振る華奈美に軽く手を上げた敬雄は、赤く染まった空を見ながら小走りで家に帰った。いつまでも高鳴る鼓動は走っているからではない。今日は家までの道のりがとても短く感じられた――。
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