家の守り神、ヤドゥマーブイヤ
家の守り神、ヤドゥマーブイヤ

発行者:言葉配達人 あき
価格:1,026円(税込)
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ノンフィクション

公開開始日:2012/07/11
最終更新日:2012/07/02 18:26

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
1,026円(税込)購入する
家の守り神、ヤドゥマーブイヤ 第1章 人間になれる?ヤモリ神社への道
「お父さん、タケ兄ちゃんを怒らないで。タケ兄ちゃんは僕を励ましてくれたんだ」
「励ます?ピピ、落ち込んでたのか?」
リーダーはピピに聞きます。
「うん…。ミミが早く死んじゃって。僕、なんだか寂しくて。タケ兄ちゃんに聞いたんだ」
「何を聞いたんだ?」
リーダーは、ピピの話を上手に聞き出します。
「ミミは死んじゃって、どこに行っちゃったの?って。僕、またミミに会いたいんだ」
その話を聞いていたお母さんヤモリのパラは、ピピの体を抱き寄せ言います。
「この子ったら、ミミのことを話さないと思ったら、私たちに気を使っていたのね」
パラはピピを優しくなでています。
「そうだな…ごめんな、ピピ」
リーダーはピピに謝ります。
「ううん。タケ兄ちゃんが教えてくれたんだ。ミミは早く死んじゃったけど、向こうの世界で楽しく暮らしてるんだって。ミミも幸せに暮らしているんだって。だから、僕もクヨクヨしていたらいけないだ。それに、もしかしたらミミは生まれ変わって人間になれるかもしれないんだよね!ねっ、タケ兄ちゃん」
ヤモリたちにとって、人間の世界は最もあこがれる存在なのです。
ピピはにっこり笑って、タケを見つめています。
「う、うん…」
タケはリーダーの前でばつの悪そうな顔で返事をします。
「そうかぁ。だから、ピピは人間になりたいんだな」
「うん!」
ピピは、お父さんの問いに元気に返事をしました。
「よし!じゃぁ、みんなで人間になろう。なっ。で、どうやったらなれるんだ?」
ヤンは調子に乗り、サブに聞きます。
「調子イイやつめ」
サブが言います。
4
前へ 次へ 1 ... 2 3 4 5 6 ... 152
ページへ 
ページの先頭へ