家の守り神、ヤドゥマーブイヤ
家の守り神、ヤドゥマーブイヤ

発行者:言葉配達人 あき
価格:1,026円(税込)
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ジャンル:ノンフィクション

公開開始日:2012/07/11
最終更新日:2012/07/02 18:26

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家の守り神、ヤドゥマーブイヤ 第1章 人間になれる?ヤモリ神社への道
「それでね。それで、ここが神社って言うところなんだよ」
ピピは地図の真ん中に移動し、みんなに神社の位置を教えます。
「へぇ、ここが神社かぁ」
タケは目を輝かせ地図を見ながら、地図のど真ん中に座り込んでしまいました。
「おい、見えないだろ」
リーダーもサブもタケもみんな必死です。
「ヤモリ神社、どうやって行くんだろうな・・」
「うん、どうやって行くんだろうな・・」
「ここからは遠いのかしら」
みんなトイレの部屋の壁の地図の上でヤモリ神社の話に夢中です。
でも、これ以上のことは何も分からず、行き方さえも分かりません。

『ひろゆき~、そろそろ寝なさい!』
『は~い!』
ガチャ!
突然、トイレのドアが開きました。
バタンッ!
「あ~~、お母さ~ん!」
ピピは壁にくっつく力が弱く、ドアが閉まった勢いで床に落ちてしまいました。
「ピピ~!チチチチチチチッ」
お母さんヤモリのパラが大きく鳴き、警戒を発します。
しかし、誰も何もすることが出来ません。
「チチチチチチチッ」
みんなで続けて警戒を発します。
すると、
『あっ、ヤモリ』
ひろゆきがピピに気付きました。
そして、今度は壁を見上げ、みんなを見つけると言います。
『お母さ~ん、ヤモリが六匹もいるよ!』
『そっとして置きなさい』
お母さんの返事です。
『は~い』
ひろゆきはピピをみんなのいる地図の上に戻し、トイレを済ますと、ヤモリたちが落ちないように静かにドアを閉め、トイレの部屋を出ていきました。
「ふぅ~。危なかったな。ピピ、今度からちゃんと足を踏ん張っておきなさい」
リーダは言います。
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