家の守り神、ヤドゥマーブイヤ
家の守り神、ヤドゥマーブイヤ

発行者:言葉配達人 あき
価格:1,026円(税込)
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ノンフィクション

公開開始日:2012/07/11
最終更新日:2012/07/02 18:26

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
1,026円(税込)購入する
家の守り神、ヤドゥマーブイヤ 第1章 人間になれる?ヤモリ神社への道
「こういう字があるところが神社って言ってね、こういう字があるところが学校って言うところなんだって」
ピピはそう言いながら、ほこりのたまって字が書けそうなところに“神社”と“学校”という字をヤモじぃに教えてもらった通りに書いてみせました。
その様子を見てサブが言います。
「すっげえ!ピピ、お前、人間の文字が書けるのか」
みんなもピピの書いた人間の文字にくぎづけです。
「ピピ、いつの間にそんなすごいことを覚えたんだ?」
リーダーもピピの成長ぶりにびっくりしています。
「えへへ」
ピピもみんなにほめられて嬉しそうです。
「それで、それでヤモじぃは神社と学校と、あと何て言ってたんだよ」
サブがピピに話を迫まります。
「えっ。え~っと、え~っと…」
ピピはその勢いにすっかりヤモじぃの話を忘れてしまいました。
「すまん、すまん。頼む!思い出してくれ、ピピ」
サブは、あわてて手を合わせてピピに謝ります。
「う~ん。う~ん…」
ピピは、ヤモじぃの話をなかなか思い出せません。
「でもよ、なんでヤモじぃはこの島のことも、人間の文字も、地図の見方も知ってるんだ?」
「ヤモリ主だからじゃないの」
ヤンの問いに、サブは気にも止めずに答えます。
すると、その話を聞いたリーダーが神妙そうに話に入ってきました。
「いや…。それだけじゃない。ヤモリ主でいくら長く生きていたって、目指したことがなければ飛行機のことも船のことも、人間の地図と文字だって分かるはずがない。と言うことは…」
リーダーが話の続きを話そうとすると、
「ヤモじぃもヤモリ神社に行ったことがあるってことか!」
サブが目の色を変えて入ってきました。
「行ったかは分からないが、知ってはいるんだろう」
サブとは違い、リーダーは落ち着いています。
10
前へ 次へ 1 ... 8 9 10 11 12 ... 152
ページへ 
ページの先頭へ