家の守り神、ヤドゥマーブイヤ
家の守り神、ヤドゥマーブイヤ

発行者:言葉配達人 あき
価格:1,026円(税込)
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無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ノンフィクション

公開開始日:2012/07/11
最終更新日:2012/07/02 18:26

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家の守り神、ヤドゥマーブイヤ 第1章 人間になれる?ヤモリ神社への道
 ―午後九時―
今日も大きな窓のすみっこで、ヤモリたちの会議が始まりました。
今夜はいつもよりさわがしい様子です。
一匹のヤモリが、大慌てでみんなの輪の中に入ってきました。
「おーい!おい、聞いたか?」
「どうしたんだよ、そんなに慌てて。しっぽが取れちまうぞ」
ヤモリたちの中では、少し大きめの体をしたリーダーが、今やってきたサブに向かって言います。
「そ、そこにいたやつらから聞いたんだけどもよ・・」
「ケケケケケケケッ。まぁ、落ち着けって」
興奮して、目が飛び出そうになって話すサブの様子に、リーダーはけらけら笑いながら言います。
「落ち着いてなんかいられるかよ。い、今そこにいたやつらから聞いたんだけどもよ、とにかく面白い話なんだよ」
サブは大きな目をさらに大きくさせ、息を切らしながら話します。
するとそこに、ヤモリの中では一番体の大きなヤンが横から入って来ました。
「おぉ、今日もまた噂好きのサブの話しが始まったな」
ヤンはサブを馬鹿にするようにからかいます。
「なんだよ。文句でもあるのか」
サブの興奮はすっかり冷め、ヤンをにらみます。
そんなサブにヤンは言います。
「まぁ、まぁ、そんな顔しないでさ。面白い話しって何なんだよ」
サブは少し怒った様子でヤンに言い返します。
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