短編小説-福の神-ばあちゃんのみかんの木-
短編小説-福の神-ばあちゃんのみかんの木-

発行者:言葉配達人 あき
価格:540円(税込)
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:その他
シリーズ:短編小説

公開開始日:2012/07/11
最終更新日:2012/07/01 17:39

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
540円(税込)購入する
短編小説-福の神-ばあちゃんのみかんの木- 第1章 帰って来ーい!福の神
「うるさいわね、わたしだってつかれてるのよ」

お父さんが帰って来て、すぐにケンカがはじまった。

それでも厄の神は知らんぷり。
ぼくは、もういやになって、へやにとじこもってねることにした。

すると、厄の神がぼくのふとんの中に入ってきた。
ぼくはさみしくて、厄の神をいっしょにふとんに入れてあげた。
いつの間にか厄の神のにおいにもなれていた。

「ねぇ、厄の神さん。
なんで、お父さんとお母さんは、ケンカばっかりするのかな」

ぼくは厄の神に聞いてみた。

「それは、福の神さんがいられない家にしたからじゃないですか」

「福の神さんがいられなくなったら、どうなるの?」

「そりゃぁ、わたしゃがくるんです。
わたしゃも質は悪いが、いちおう、神ですからね」

「神・・? 福の神さん、もどってこないかなぁ・・」

ぼくは、よく分からないけれど、
お父さんとお母さんがなかよくなれるように、
福の神が来ないかと思った。
7
前へ 次へ 1 ... 5 6 7 8 9 ... 29
ページへ 
ページの先頭へ