短編小説-福の神-ばあちゃんのみかんの木-
短編小説-福の神-ばあちゃんのみかんの木-

発行者:言葉配達人 あき
価格:540円(税込)
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ジャンル:その他
シリーズ:短編小説

公開開始日:2012/07/11
最終更新日:2012/07/01 17:39

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短編小説-福の神-ばあちゃんのみかんの木- 第1章 帰って来ーい!福の神
「え、でも・・やくのかみって、この人が・・」

ぼくはゆびをさしながら、目をこらして厄の神を確かめた。

「・・・・」

厄の神は、なんにも言わない。

さっきまでのたいどがうそのように、そっぽを向いてぼくをむしした。

ぼくが、おどおどしていると、

「いいから、早く片付けなさい!」

またお母さんのかみなりが落ちてきた。
ぼくは、お母さんの声が怖くてドキドキした。

お母さんはぼくをおこると、つかれたように座りこんで、
テレビをつけたまま、だまりこんだ。

ぼくは、片付けようと、へやじゅうを右に行ったり、左に行ったり。

でも、けっきょく片付けられなくて、八時にお父さんが帰って来た。

「くっせーな。お前、いったい何やってんだよ。家ぐらい片付けろよ」
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