▼舞台適性
【クラス】G1
【コース】京都
【距 離】3200m 芝・右 外
【適 性】C/T型-E(持続/根幹-ステイヤー)
▼馬体レーティング ※プレミア記事完全公開
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112|フィエールマン、他1頭
111|パフォーマプロミス、他5頭
110|1頭
109|カフジプリンス、リッジマン、他1頭
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▼予想印 ※プレミア記事完全公開
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◎1頭
★2頭
☆3頭
▲パフォーマプロミス、他1頭
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▼馬体結論 ※プレミア記事完全公開
今回、<馬体データ>の公開は
パフォーマプロミス
リッジマン
以上の一頭。
残りの馬は、いつも通り【今走】評価などを
綴る。
▽<馬体データ>の見方説明
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【適 性】大きく「加速A型~万能(中立)N型~持続C型」3タイプに分類。細かく「T(根幹)、N(中立)、L(淡泊)」3タイプにも分類。他、距離レンジ。
【脚 質】馬体から適した乗り方
【一 言】馬体の特徴や構造の強み
【特 徴】馬体の詳細解説
[全体]…全体的なシルエット、軸位置(相互バランス比)
[上体]…前駆、中駆、後駆(上半身)の特徴
[末端]…振り子となる前末端、土台末端(下半身)の特徴
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【今 走】出走レースへの評価解説
▽<馬体写真>参照元
馬体フォーカス
今回[馬体写真あり]
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カフジプリンス
以下、<馬体フォーカス>より一部転載
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父ハーツクライ譲りの胴が長い体型をしてお
り、四肢もスラッと見せている。中長距離向
きの骨格をしており、距離延長も苦にしない
だろう。
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上記の馬体解説の誤診を訂正。
>父ハーツクライ譲りの”胴が長い体型”を
しており、”四肢もスラッ”と見せている。
父ハーツクライ産駒に多い”前後長手な長方
形の全体シルエット”ではあるが、胴が長い
だけに非ず、その”上体と四肢ともに軸位置
の低さがある”体型をしており、”四肢自体
は軽量だが、尺も短め”の骨格にある。
>中長距離向きの骨格をしており、距離延長
も苦にしないだろう。
全体比での胴長だけに限れば、確かに≪静的
≫な視点では、一完歩(ストライド)の長さ
というアドバンテージがあり、長時間走行に
有利な面がある。
しかし、その他で「1.振り子首差し、2.
上体の前可動の骨格」などの尺が短め。また
、「3.き甲を頂点とした上体の振り子起点
、4.末端土台の四肢の振り軸位置」が低め
といった特徴がある。
これにより、≪静的≫な視点で一完歩の短さ
や心肺機能が凡庸という面が想定。
さらに、≪動的≫な視点では、”胴長”であ
ることがむしろ、長時間走行での「振り幅の
短さ、収縮振動する際の心肺負荷を上げる」
可能性が見てとれる。
以上から、結論として、ただ”胴が長い”と
いう一点だけで「中長距離向き」などと判断
するには、余りにも相反する要素が多数ある
馬体構造をしており、むしろ、「距離延長や
長時間走行ではリスクが上がる」と判断する
のが妥当。
当方の馬体診断での見極めでは、本馬の馬体
は、SP伝達の甘さや振動収縮のリスク負担
があるため、距離尺は、短からず長からずの
”中距離”がよろし。
かつ、その胴長という前後尺長(ストライド
)の特徴を活かすには、走行中のSPの加減
速(ギアチェンジ)を頻繁に行わないワンペ
ースな流れとなり易い”非根幹”という距離
質がよく、さらに、脚質もゆっくりギアを上
げ&かつ頻繁なギアチェンジを行わない”先
行惰性勝負”という乗り方がベターな馬体で
ある。
と、私自身、以上のような判断評価を、馬体
を見た瞬間、ものの1秒程度で頭に思い描い
ている。
しかしなぁ、これは、<馬体フォーカス>の
馬体解説に限ったことではないが、方法論や
ロジックばかりが先行して、肝心のスキルが
全く未熟など、基本を疎かにしているものの
何と多いことか。
<馬体フォーカス>の動画解説も初めて見て
みたが、案の定、がっかりした。この程度の
相場眼やノウハウで、よく公に動画をアップ
したものだ。その勇気は称賛するが、これは
ちょっと競馬ファン、馬体好きをなめ過ぎて
ないか。
なんかダメ出しばかりで申し訳ないが、まだ
まだ若い方だろう。もう少し、本気で馬体を
学んでほしい。正直、同じ馬体好きとして、
聞いていて恥ずかしくなった。残念。
パフォーマプロミス
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【適 性】CN型-IL(持続-中長距離)
【脚 質】差しベター
【一 言】シークレットブーツでも履けば抜群のバランス…そんな感じかな
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【特 徴】
[全体]シルエットは、正方形、長躯短背。軸位置は、[上体]標準~低め、[下]低い。
[上体]前は、可動(肩口)角深め。中間は、腹回り標準~厚め。後は、可動(尻トモ)の角斜尻、尺は標準。
[末端]首差し小ぶり薄手、尺標準。四肢は、前後とも管尺比重が短く軸低い。飛節は、量良くで折標準~深め。
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【今 走】いわゆるバランス型でその可動域
広さなどからも【持続C型】中長距離仕様。
上体の前後バランスは非常に良く、堅実安定
した造り。今回仕上がりも良く、今走コース
適性も屈指にあり、ライバル比から押え▲は
必須かな。
ただ、やはり本馬の特徴である軸位置の低さ
が、良くも悪くも堅実万能な仕様になってお
り、そのあたりで、最長距離G1を勝ち切る
まではどうか。せめて、土台がもう少し軸が
高く振りの尺長があればな。
フィエールマン
以下、<馬体フォーカス>より一部転載
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
真っ直ぐな飛節「直飛」は長く良い脚を使え
る造りと言えるが、その一方で小脚を使うと
いう観点では折りの深い「曲飛」に軍配が上
がる。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
上記の馬体<適性>の誤定義を訂正。
>真っ直ぐな飛節「直飛」は長く良い脚を使え
る造りと言える
言えない。
>が、その一方で小脚を使うという観点では折
りの深い「曲飛」に軍配が上がる。
上がらない。
無論、世の馬体解説やノウハウなどの多くに、
これ同様の「飛節」の定義付けがあるのは、私
も知っている。この「飛節}に限らず、「胴」
なども同様、その形状から<一方的な適性>を
言及している。いわゆる「馬体の常套文句」と
いうやつだ。
が、これまで何度も何度も口を酸っぱく指摘し
ているが、これらを決して鵜呑みにしてならな
い。その定義は、ほぼ全て間違いである。
なぜそう言えるのか?。それは、馬体をわずか
数年でいい、真剣&俯瞰で見ていくと、自ずと
わかってくる。
ズバリ、世にある「馬体の常套文句(定義)」
を基準に、馬体から”適性”を判断した場合、
矛盾や例外となる個体(馬体)が余りにも多く
出てくるのだ。その定義では、馬体から”適性
の見極め”を続けていくと、完全に行き詰まっ
てしまう。その時期が必ずくる。
と、話が本馬と全く関係ないため、正解を先に
綴る。ズバリ、
・「直飛」以上に長く良い脚を使える「曲飛」がある
・「曲飛」以上に小脚を使える「直飛」もある。
それがどんな「飛節」なのか、その判断基準は
正式には未だ非公開のノウハウのため、省略。
ただ、その正解となるヒントを、【前号】で紹
介したかと思うので、気にある方はご参考に。
まぁ、普段の馬体解説でも、それとなく書いて
はいるのだが。
巷の「飛節」の見極め方では危険な理由
最後に、本馬の話に。初見で見た瞬間、「無事
なら重賞勝つだろう」と思った馬体好素材で、
確か<菊花賞>でも本線評価したはずだ。馬体
的に、G1馬になるべくしてなったと言える。
今回も、素材の格、長距離適性、SP収縮や持
続性能、SP絶対値など、総合的に最右翼評価
が妥当かな。
リッジマン
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【適 性】NL型-IL(中立-中長距離)
【脚 質】中立~差しベター
【一 言】振り子四肢の尺長が強み…くらいかな
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【特 徴】
[全体]シルエットは、正方形、胴短短背。軸位置は、[上体]前軸、標準~高め、[下]標準~高め。
[上体]前は、可動(肩口)角適度、尺短い。中間は、腹回り標準。後は、可動(尻トモ)の角標準、尺は標準~小ぶり。
[末端]首差し尺標準~長め。四肢は、管軸位置が前高め後標準、重め。飛節は、量良くで折標準。
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【今 走】色々とアラ癖がある造り。基本構
造上、父スウェプトオーヴァーボードとして
長距離向きの要素がある。ただ、そもそも、
素材的に、芝G1云々という馬体に非ず。適
性的にも、前走比で条件暗転。
★近日配信済★の馬体ネタ一覧
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