タイはトロリと甘いマンゴーの味第1話:はじめての女は短髪ノイ(無修正版)
第2章 かわいい顔で性感マッサージ
楽しかったタイ旅行も、あっという間に最終日となった。翌日は早朝便で機上の人となる。
後ろ髪を引かれる思いだが、日本には日本の生活がある身だ。スッパリ気持ちを切り替えるしかない。
だがまだあと一晩ある。気持ちを切り替えるにはまだ早い、心残りのないように思いっきり遊ぶぞ!
今日こそ、ソイ・カウボーイで目をつけた、昨日のあの子を呼んで話をしよう。
帰国のことはひとまずおいて、夜の街に向かい、昨日のあの店へ直行だ。
あの子いるだろうな―。
店内をずっと見渡すと、いたいた!
遠くのステージで踊っているのが見えた。
今日こそはファラン(欧米人)にさらわれる前に呼ばないと。
女の子は胸に小さな番号札をつけているので、その番号で呼ぶことになっている。
はやる気持ちでウエイトレスのおばさんを呼び、「◯番の子を呼んで」と頼んだ。
呼ばれてステージを降りてきた子は、
「サワディーカァ」(こんにちは)
といって、ソファの隣に座ってきた。
「マイネーム・イズ・ノイ」(名前はノイです)
ファランに人気のある分、英語ができる子らしい。
タイは日本と同じで、英語がしゃべれる人は少ない。タイで英語ができる人は、よっぽどの高等教育を受けた金持ちの子女か、貧乏人が食っていくためのツールとして、否が応でも習い覚えたかのどっちかだ。
ノイの場合はもちろん後者だ。
以後はお互いにつたない英語同士で、意思疎通をおこなうこととなる。
レディドリンクをおごってやり、年齢を聞いてみた。若く見えるので、もしかしたら未成年かもと思ったので。
すると、返ってきた答は、想定外だった。
27歳だという。
「ええーっ?若いから19歳かと思ったよ」
「うふふ」
近くでよくよく見ると、確かにお顔の肌は、化粧でも隠せない27歳の肌だ。でもかわいい顔だから、こまかいことはなしだ。
タイ人には珍しく色白なので、中国系かと聞くと、中タイの混血だという。なるほどね。
「あなたは日本人?」
「そう、遊びに来たんだよ。でもあした帰る」
「えー?じゃ日本につれてって。洗濯得意だから、してあげる」
かわいい顔に似合わず、口八丁な子だった。
「19歳」の評価に気をよくしてくれたのか、手がいつの間にか股間に伸びてきて、マッサージをはじめていた。
ズボンの上からとはいえ、マッサージの部位は、かわいい顔にはとても似合わない場所だ。
その危うい感覚に、不覚にも思わず反応してしまった。
その反応を楽しむかのように、白い指がますます攻めてくる。
指も最初は敵の居場所がはっきりせず、探しあぐねていたようだが、太い物がくっきりと姿をあらわすと、そこを集中して攻撃してくる。
「ここが働きたいといってるよ」
遠回しに営業をしてきたが、動かぬ証拠を文字通り握られているので、むげに否定もできない。
「でもあしたの朝早いから、もう時間ないよ」
「1時間あれば充分よ。コレもOKだし」(下向きにフェラの真似)
こんなかわいい顔で、とても想像できない真似をしてみせる。顔に似合わず、手も口も、なかなか技術力のあるプロのようだ。
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