淫獣の檻
淫獣の檻
成人向アフィリエイトOK
発行者:夏樹総
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2011/08/07
最終更新日:2011/09/12 22:41

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
淫獣の檻 第1章 吊るされた女達
左側に繋がれているのは毛皮を纏った少女だった。

 どこかで見たことのあるような姿だ、と美咲は思いそれが某ゲームに出てくるキャラクターに酷似しているのだと思った瞬間、今の恥ずかしい状況も一瞬忘れてしまった。

 インターネットか何かでちらりと見たかもしれない。

 ・・・外国のコスプレイヤーはレベルが高いと。

 童顔ながら8等身、ぼんきゅぼんの抜群のスタイルで、真っ白な毛皮を際どい感じで身体に貼り付け、勿論猫耳とふわふわ猫尻尾を標準装備だ。

 猫耳娘は身も世もなく、切なげにみぃみぃと泣いていた。

「・・・ねぇ、ねぇ、あなた!手が抜けるんじゃない?」

 美咲は必死で呼びかけた。

 猫耳娘の手は白い毛皮の手袋ごと手枷に繋がれているようだった。

 隣の女性のように強く動かせば、もしかしたら手袋から手だけが抜け出るのではないかと美咲は思ったのだ。
 そうすれば、手枷を壊すのを手伝って貰えるかもしれない。

「ねぇ、お願い、泣いてないでしっかりしてよ、ねぇったら」
「・・・みぃ~みぃ~・・・・みぃ~・・・」
「こんな時まで猫真似しなくたって、いいいでしょぅ?ねぇ、お願いこっちを向いてよ」

 猫耳娘はしくしくと泣くばかりだ。

「みい!みい!!みいぃ~~~!!!」

 美咲は半ばヤケクソでみぃみぃと叫んだ。

 恥ずかしかったが、このままこの惨めな格好でいるより『みぃ』と叫ぶほうがましだからだ。

 猫耳娘は声にひかれてか、驚いたように美咲を見つめた。
 
 泣き腫らした眼は既に赤く・・・、・・・異様に紅かった。

 しかもその瞳はどうみても人間の瞳とはかけ離れていたのだが。

「ねぇ、手枷から手を抜けない?こうして」

 美咲は吊るされた両腕を頭上で振り動かした。

 鈍い金属音が響く。

 「にゃぉぅ~~~~~~」

 猫耳娘は頭上で腕を振るわせた。虚しく鎖が擦れ合い金属音が響く。

 毛皮に包まれた胸がふるふると揺れ、尻尾もふりふりと揺れた。

 猫耳娘はまた切なげにみぃみぃと泣きはじめた。手は抜けないようだった。

「ねぇ、泣かないで、泣かないでよ」

 自分も半べそだが、泣いている頭を撫でてやりたかった。それ程に切ない声で泣くのだ。

 美咲は眼を閉じた。
4
最初 前へ 1234567 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ