松川村ペンション殺人事件
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発行者:やまだ なおゆき
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ジャンル:ミステリー・推理

公開開始日:2011/08/25
最終更新日:2014/02/12 02:05

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松川村ペンション殺人事件 第2章 魅花と麗子
魅花と麗子は二人で市街地に出かけている。
流行のファッションコーナーといったものを周りながら、試着の服を見せ合ったり、
ファーストフードショップに居座り、共にくっちゃべっている。
麗子はトイレに行くと言い出し、魅花はその場で待っていた。

魅花は携帯を取り出すと、悩んだ表情を浮かべた。

「……大丈夫かな……OKしてくれるかな……」

夏樹に電話をかけるかで迷っている。

「ここは、思いっきりいくべきよね。でも……断られたらどうしよう……」

「やっぽー! お待たせー!」
声と同時に肩に手をポンと置かれる。

「麗子!」
驚いて振り向くと麗子の姿がいた。

「どーしたの? みーかちゃん」

「な、何でも無いわよ! もぅ、びっくりするじゃない」

「うふ、ごめんごめん。ところで何してんの?」

「べ、別に何でもないわよ」

「夏樹の事でも妄想してた?」

「ちょ! そ、そな、も、もももも妄想って! そんなんじゃないわよ! 誰が夏樹のことなんか! あんなスケベで! 変態で! 女の子にデレデレするダメ男のどこがいいのよ!」

「へぇーそうなんだぁ……じゃあ、夏樹のことは好きじゃないのね?」

「い、いや、す……好きっていうか……そ、その……あぇ……好きだけ……ど……
あ、ちが……でも……きらいやぁ、そ、そ、それは……」

何を言ってるのかさっぱりである。
麗子はニヤリと口の端を上げた。

「実は昨日の夜、家に夏樹が来たのよ」

「……え!?」

「何だか顔真っ赤にして、すんごいドキドキしてたわねぇ。そしたら夏樹の奴、
私に……お前の事が好きだ!……って言ってさぁ」

麗子が顔を赤らめて放ったその言葉に魅花は青ざめた。

「その後、色々あってぇ、朝までずっとベットの中に二人でぇ……いやぁん! 恥ずかしくてこれ以上は!」

赤い頬を両手で覆う麗子を見て
魅花の体がわなわなと震えている。

(やば……ぷっつんしちゃうかも。ちょっとからかいすぎたわね)
麗子は即座に弁解を図った。

「きゃははは! ったく、この子ったら本気にしちゃってぇ、冗談よ冗談」

「……れ、れ、れれれれれれれぇーーーーいーーーこぉぉぉぉぉぉぉ!」

魅花は真っ赤に紅潮した顔で麗子を追い掛けまわした。


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