清楚な美人妻 彩27歳 『絵画モデル編』
第2章 美人妻に課された驚愕の仕事の中身
絵画教室の扉を開けると、
事務所のような場所に
一人の女性が座っていた。
きっちりとした白のスーツ姿の
四十代くらいの女性は
彩が入って来ると笑顔で出迎え、
彩の全身を頭から足先まで
舐めるように眺めた。
「はじめまして。絵画モデルの仕事で
やって来た香田彩です」
彩が挨拶をすると、その女性は
彩を事務所の一角に置かれた
ソファへと案内した。
バイトとはいえ、結婚してから初めてする
お仕事で、少し緊張している彩に、
その女性はお茶を出し、ゆっくりと
今日のモデルのお仕事の内容について
話し始めた。
「今日は本当に来て頂いて
ありがとうございます」
スーツ姿の女性は
彩の前で丁重に頭を下げた。
そのあまりの丁寧さに彩も恐縮して
「宜しくお願いします」と頭を下げた。
それからそのスーツ姿の女性は
簡単な自己紹介をして
自分が絵画教室の先生であることを
彩に伝えた。
「それじゃあ今日やって頂く
モデルの仕事の内容について
ご説明をさせていただきますね」
絵画教室の先生の感じのよい笑顔に、
それまで緊張していた彩は
だんだん気持ちが楽になるのを感じていた。
「今日は、うちの絵画教室に通っている
生徒さん達20人くらいの前で
モデルを二時間ほどしていただきます」
「生徒さん達は皆さん普通の主婦の方や
高齢者の方になりまして、男性が一割程度で
あとはほとんどが女性の方ばかりです」
「それで、今回はヌードデッサンになります
ので宜しくお願いします」
それまで話を流して聞いていた彩は、
最後の言葉に一瞬自分の耳を疑った。
「ヌードデッサンって?」
彩は思わず聞き返した。
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