番外【蒼い月、蒼い空】君の安らぎになりたい
番外【蒼い月、蒼い空】君の安らぎになりたい
成人向
発行者:ヨアケノツキ
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:蒼い月、蒼い空

公開開始日:2011/05/31
最終更新日:2011/06/24 02:59

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番外【蒼い月、蒼い空】君の安らぎになりたい 第1章 君の安らぎになりたい
  〈不信の代償〉  






少しずつ降り積もった不満が満杯になった…

そんなところだろう。


お互い了承の上での関係のハズだった。

それなのに…

これが〈恋愛感情〉と言ってよいものか躊躇する。



事によると、
単に“淋しさ”と“欲情”を混同したに過ぎなかったのかもしれない。


侑馬は
己の欲の深さを 今更ながらに後悔する。

否。

翔と出会い、結ばれた事実に この上もなく幸福を感じている。


だが、しかし
それは 己だけの感情だ。


〈独占欲〉は時に
恋しい人をがんじがらめに縛りつけて苦しめる…



夕飯は、翔の心のこもった手作りだった。
味と見かけはまだまだの未熟な内容だったが…


『うん。意外に美味いな。このキンピラ…歯ごたえがいい』

まるで丸太を切った様な、割り箸大のゴボウを 褒めたつもりが、嫌味と取られた。


『“意外に”って何?
…本当はおいしいなんて思ってないんでしょ』

『…は?お前、何言ってんだ?』

『…ぼくの事、信用してないくせに』


それからはお互い、無言で食べ、片付けた。




何故こうなった…?


カラダを合わせてはいても、お互いの事を
ちっとも解りあえていなかった…
肌と肌をつき合わせさえすれば、解りあえると

そう思っていたのは錯覚か…



『悪いけど、今夜は別々に寝よう』


ぴしゃりと襖を閉めた。
こちらの反論など待ちもせず。
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