思いやりが自分を救う理由
第6章 豊かな心は、「ありがとう」から
何もないところに豊かさがあるとはいえ、今ある物質的な豊かさをすべて捨て去るというのはあまり現実的ではないかも知れませんね。
ならば、あることが「当たり前」という思いを改めて、あることが「ありがたい」と考えてください。
そして、その存在に感謝する気持ちに切り替えましょう。
あることが「当たり前」というのは、物質的な意味だけではありません。
親や兄弟などの家族の存在、あなたのことを心配し思いやる気持ち。
周りの人があなたに対してしてくれる配慮や気遣い、などなど…
数え上げれば限がないほど、感謝すべき対象はあります。
あなたは、そんな感謝すべき対象に「ありがとう」と言えていますか?
今まで「当たり前」と思っていたすべてのことは、実は「当たり前」ではないと気付くこと。
それが、心から「ありがとう」と言うためのキッカケです。
今まで当たり前だと思っていたことを見直して、あることの「ありがたさ」を噛みしめてください。
そして、本気で感謝し「ありがとう」を言いましょう。カッコだけの綺麗ごとじゃ、ダメですよ。
本気で感謝する気持ちが、
「豊かな心」の登竜門!
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