Love Story~斉藤一 
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発行者:篠田みどり
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/05/06
最終更新日:---

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Love Story~斉藤一  第26章 「復讐」
「あんた!用意しておいた水だよ!」
「せっかく出したお店を燃やされてたまるか!!」京都の町は新撰組と京都見廻り組、そして奉行所の用意周到な準備の甲斐があって、長州藩がつけ回った火を瞬く間に消すことができた。住民は長州藩が火事を起すという情報を聞き、前もって民に大量の水を用意させていたのだ。これも玲奈から情報を得たおかげだった。
松平容保公は陣羽織姿で、この京の危機の指揮に当たっていた。そこに大きな大砲の音がとどろいた。二条城近くからだ・・・。その頑丈な木製の扉を開けようと、長州藩の持つ大砲が放たれたのだ。
「我が方も、あのような武器が必要と言うことか・・・。近藤・・・頼んだぞ・・。そしてこのことを知らせてくれた玲奈嬢を助けてあげてくれ・・・。」
現場では大きな大砲の発射音と共に、あたりは煙が立ちこめていた。
「もし、いち早く俺たちが展開していなかったら、今頃は奴らに帝が奪われていたかも知れないな・・・・・俺に続け!!」土方は先陣を切って、煙の中からその大砲を放つ敵陣に向かって突撃していた。炸裂する大砲がその矛先を土方らに向けたときには、もうすでに彼の刀が数人の男を斬りつけ、砲の数カ所に大量の血を浴びせていた。
新撰組の隊士が、一気に刀一本で敵陣に突っ込むと、接近戦を想定していなかった彼らは、次々にその場に倒れていった。彼らの勇気ある行動を前に、臆病者たちはその場から一目散に退散してしまった。

「副長、おおかたこちらは片付いたようですが、一カ所火が完全に回ってしまったようです。」山南さんが、こんな時にも冷静にそう土方に語りかけた。
「どこだ?」
「例の、長州藩が屯所として使っている場所です。多分、我々が踏み込んだ影響で失火したかと・・・。容保公から玲奈嬢の救出も仰せつかっています。ここはそちらに加勢した方がよろしいかと・・・。」
「山南さんは火消し連れて、長州藩邸へ向かわせてくれ!松原と市川の隊士は、ここの雑魚どもを縛り上げ、奉行所の連中に引き渡せ!」土方はそれだけいうと、刀についた血を振り払いさやにしまい、斉藤達が苦戦している長州藩の屯所に向かった。

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