Love Story~斉藤一 
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発行者:篠田みどり
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/05/06
最終更新日:---

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Love Story~斉藤一  第25章 「京の大火」
敵陣に向かって走り込んだ斉藤を守ろうと、彼らの持つ隊士がそれを一手に引きつけるかのようになだれ込んでいった。
長州藩建物の裏門にも、あさぎ色の隊務服をまとった男の姿があった。まだ閉じられたままのその門をじっと見つめながら、永倉は井上源三郎にこう口を開いた。
「局長達のほうはうまくいっているか、心配だな・・・」京の街に火を放つ長州の作戦を食い止めるべく、近藤局長、土方歳三、山南敬助、松原忠治、谷三十郎らが、京のまちに繰り出していた。その上、彼らの持つ武器がすでに京の町に展開していることは明白だ・・・。それらが火を噴けば、いくら新撰組と言えひとたまりもない。新撰組のほとんどの人員を投入しても100名程度、その人数で広い京の町全部を見張るには無理がある。
「大丈夫です。京都町奉行、京都見廻組の佐々木只三郎殿もこの件に関しては協力を取り付けております。我々は、武器商人をここで取り押さえましょう。」
井上源三郎の言葉を聞き、永倉が頷いた瞬間だった。ゆっくりと裏口の扉が開かれると、そこからなにかを伺うかのように、辺りを見回す男がいた。
「来たぞ。」永倉が勢いよく飛び出すと、他の隊士達もそれに続いた。
「うわ!!!」驚いた男は慌てて扉を閉めようとしたが、その扉に手をかけた永倉は、勢いよく扉を開け、そこにいる男を凝視した。
「わ・・私は単なる料理人なんです!!!」剣を持っていないその男は、地面に這いつくばって命乞いをしてみせた。
「伊勢谷隆二という男を知っているか?」
「はい!はい!!知っております!!」
「案内しろ。」永倉はそういうとその男を無理矢理立たせ、建物に向かって背中を押した。数人の隊士を裏門に残して、建物の中に入っていくと、すでに突入した平助と原田の部隊が暴れているようだった。
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