Love Story~斉藤一 
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発行者:篠田みどり
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/05/06
最終更新日:---

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Love Story~斉藤一  第24章 「必死の連絡」
「畜生・・・清水屋に運び込んだ武器を、すでに屋敷に移していたとは・・・踏み込んでも何も出なかったはずだ!」土方は先日運び込まれたとされる武器が、清水屋で見つからなかった事にイライラしていた。しかしそこで取り押さえた書類には、確かに長州藩士らが武器を購入した証拠があった。ずっとその武器の行方を捜していた新撰組だった・・・。
「玲奈さんの確かな情報です。一刻の猶予もありません。」冷静な山南さんの言葉は、そこにいるみんなから返事を待つ必要はなかった。近藤は立ち上がった。
「これは戦だ!!」

それからというもの、土方を中心に玲奈が捕まっているであろう長州藩のその居場所を攻める計画が練られた。松本先生も、傷病者が出ることを心配し、しばらくここに残ることを決めたようだった。

斉藤は、ふすまが開けられた沖田の寝室の前に座り、じっと玲奈が書いた板を見ていた。
「それ、玲奈チャンが書いたもの?」沖田は布団に入ったまま、斉藤にそう尋ねた。
「ああ・・・。」
「一君、けっこう彼女に惚れてるでしょ?」
「バカを言うな。俺はただ彼女の復讐を遂げさせてやりたい、それだけだ。しかし、・・・あいつは自分が捕らえられている場所も、助けて欲しいなんてことも、この板に一切書かないとは・・・。」
「惚れてるね。」
「ちがう。12月までに無事、復讐を・・」
「12月になったらお別れなんだ?もう2度と会えないだろうね。僕が死ぬのと同じことだ。」
「馬鹿なことを言うな。」
「悲しいよ。人が死ぬって。」斉藤はぐいっと板を胸元へいれると、すっと立ち上がった。
「助けに行くんだよね?」
「・・・当たり前だ。」斉藤はそう短く答えると、どこかに消えていった。沖田はそばにあるはずの剣を探したが、土方副長に取り上げられていたことを思い出した。
「こんな時に、寝ている場合じゃ・・・」そういってまた咳き込む沖田だった。

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