Love Story~斉藤一 
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発行者:篠田みどり
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/05/06
最終更新日:---

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Love Story~斉藤一  第18章 「捕らわれた玲奈」
京都の清水屋の前に現れたのは、あさぎ色の隊務服に身を包んだ新撰組の一行だった。
近藤局長を始め、土方、斉藤、原田、そして永倉が揃っていたが、一番組隊長である沖田は体調不良で、この任務には参加しなかった。その代わり、彼は玲奈の監視役に当たっていた。
「沖田は大丈夫か?あの体で玲奈の監視をかってでたが・・・。」永倉はこのところの沖田の体の変調をとても心配していた。
「体調が悪いのに、せめて何かやらせてくれと願い出てくる。まったくあいつは・・・。」土方もできれば沖田には、ゆっくり養生して欲しいと思っていたが、そんなことを聞き入れる男ではなかった。今までも何度となく床を抜け出し、剣の練習をしている始末だった。
「局長、もしここに伊勢谷がいたときには・・・」
「解っているよ、斉藤くん。玲奈くんのため捕獲するよう努力しよう。しかし武器の奪取が一番だ。京の都を奴らの好き勝手にさせるわけにはいかない。では・・・」近藤は思いきり清水屋の引き戸を開けた。
「新撰組、ご用あらためである!!」近藤がそう叫んだとき、中にいた数人の男たちは大慌てで、そこにあった用紙を抱え込み、懐にぎゅっと押し込めると、裏口に回ろうと走り出した。


裏口には井上源三郎、島田魁そして藤堂平助が数人の隊士を率いて待機していた。斉藤は向かってくる者を次々に斬り、奥へ奥へと入り込んだ。彼が探しているモノは銃でも火薬でもなかった。伊勢谷隆介だ。
大きな物音が聞こえてくる。それと同時に男の悲鳴・・・。飛び散る血・・。
「この!」土方は刃向かう男をあしらい、その背中を斜めに切りつけた。そして叫んだ。
「武器を探せ!」

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