もう1度、会いたかった
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発行者:如月玲
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/04/15
最終更新日:---

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もう1度、会いたかった 第2章 別れ
幸樹が死んだ。
それも、亮二に保険金を遺して…。

亮二は、床に落としたもう1つの封書を見た。速達とある。亮二はそれを拾い上げ、封筒の裏を見た。だが、差出人の名前がなかった。
亮二は、溢れ出た涙を拭いながら封書を開いた。
…中にはワープロ文字が並んだ紙が入っていた。
幸樹からだった。

「亮二、君がこの手紙を読んでいる頃は、僕はこの世にいないと思う。もう保険金、受け取ってくれた?もしかすると、アメリカへ行ってしまってるかも知れないけど、なんらかの形で受け取ってもらえると思って、君を保険の受け取り人にしたよ。…もう君に会えないから、会ったつもりで、毎月4万円を保険料として払っておいたから、なかなかの金額にはなると思う。…それだけあれば、すぐにでもアメリカに行けるだろう。…本当は、君に会いたかったんだ。ベッドでも愛して欲しかった。…でも、君の言う通り、狭心症の僕の体なんて抱けないだろうし…僕と何もしないで会ったところで、君にはなんのメリットもないだろう。だから、こういう形にした。僕は夢が持てない体だったから、僕の分まで頑張ってほしい。…幸せをありがとう。幸樹より」

亮二の持つ手紙に涙がぽたぽたと落ちた。

「俺だって…俺だって会いたかったんだ!住所調べられたんだったら…なんで会いに来てくれなかったんだよ!!なんで電話くれなかったんだよっ!!…なんで…なんで独りで死んじまったんだよっ!!」

亮二はその場に膝から崩れ落ちるようにして、声を上げて泣いた。
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