もう1度、会いたかった
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:如月玲
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/04/15
最終更新日:---

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もう1度、会いたかった 第2章 別れ
……

それから1年以上の時が過ぎた。
亮二は、幸樹にずっと会っていなかった。最後に会った日の翌日に、幸樹が働いていたコンビニにも行ってみたが、幸樹は救急車で運ばれた次の日にコンビニを辞めていたらしい。だが、幸樹は携帯電話も持っていなかったので、連絡手段がない。どこに住んでいるのかも知らなかった。店に飲みに来るかと待っていたが、幸樹が来ることはなかった。結局、アメリカの大学に行く貯金もあの日から止まったままだ。
…正直、幸樹と別れてから、アメリカに行く気持ちが萎えていた。それよりも、幸樹にペースメーカーを付けさせる費用にできないかと考えていたのだった。…だが、会えないのではどうしようもない。それに「もう会わない」と言ったのは亮二の方だ。亮二は、それをずっと後悔し続けていた。

そんなある日、亮二に2通の封書が届いた。
1通は民間の保険会社からだった。

「?」

亮二自身、保険会社との取引はない。不思議に思いながら封書を開け、中の書面を見た。
書面の上部に「保険の受け取りについて」と書いてあり、下の方に、幸樹のフルネームが書いてあった。

「!?」

亮二は1枚目を床に落とし、2枚目を見た。すると、幸樹が死亡した日が書かれてあった。死亡原因は「虚血性心疾患のため」とある。そして、死亡保険料の受取人が亮二になっており、受け取り額は「5000万円」となっていた。

「…うそ…だ…」

亮二の手から力が抜け、すべての書面を落とした。
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