もう1度、会いたかった
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:如月玲
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/04/15
最終更新日:---

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もう1度、会いたかった 第2章 別れ
亮二は驚いて幸樹を見た。幸樹が言った。

「…いいんだ…。そのお金で、もうすぐ夢叶うんだろ?…返してもらっても俺…使う事ないし…」
「使う事ないわけないじゃないか!保険がないなら、薬をもらうだけでも、どれだけ金がかかると思ってるんだよ!」
「薬なんかいらない…」
「!?幸樹…?」
「…今までだって、病院にも行かずにいたんだ。これからだって行かなくても…」
「何言ってるんだよ!…俺に毎週1万円も払うお金があったんなら、保険料だって払えたじゃないか!…何も知らずにいた俺も悪いけど…そんなことされたって、俺少しも嬉しくないよ!」
「……」
「幸樹…。もう俺に金を払うことはないからさ…これからはちゃんと保険料を払えよ。…でないと、病院にも行けなかったら、そのうちに本当に心臓止まっちまう…」
「いいんだ。…それで…。俺…夢もないし…」
「!?…幸樹…」
「どうせ先短いし、夢持ったって虚しいだけだろ。…でもお前の夢聞いてさ。それを俺の夢にしようって思ったんだ。」
「!……」
「そのまま金を渡しても受け取ってくれないだろうから、援助交際ということにしたんだ。…最初からお前の事好きだったし…。一石二鳥だなって思って…」
「…!…」
「…今までありがとう。嬉しかった。…亮二はお金のためだけだっただろうけど…俺には幸せな時間だった。」
「…幸樹…」
「じゃ、今日は俺が先出るわ。」
「……」

亮二は何も言葉がでず、ベッドから立ち上がる幸樹を黙って見た。幸樹が受話機を取り上げ「1人だけ出ます」と言った。鍵が開けられる音がした。

「じゃ…」

幸樹はドアを開いて出て行った。亮二はただベッドに座ったまま、動けなかった。
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