もう1度、会いたかった
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:如月玲
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/04/15
最終更新日:---

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もう1度、会いたかった 第1章 幸樹の秘密
……

亮二は、自分の家から少し離れた大型書店に向かっていた。アメリカ留学の本を買うためだった。その書店に入ろうとした時、隣接しているコンビニエンスストアの外で、ほうきで入口を掃いている幸樹の姿を見た。

(コンビニでも正社員ってあるんだ???)

そう思いながら、亮二は幸樹に駆け寄っていた。

「幸樹!」

幸樹はあきらかにぎくりとした顔をして、亮二を見た。

「ここで働いてるんだ。」

幸樹は少し困ったように「うん」と答えた。

「店長とか?」
「え?…ううん。」
「…ふーん…」

亮二は何か納得いかなかったが、書店に早く行きたかったので「また土曜日にね。」と言って幸樹に手を振り、その場を去った。
幸樹は亮二を見送ると、ほーっとため息をついた。

……

亮二は書店から、買った本を手に持って出た。そして、さっき幸樹がいたコンビニエンスストアを見た。

「!」

救急車が止まっている。サイレンが鳴っていなかった。
しばらくして、人を乗せた担架がコンビニから出てきた。

「!?…幸樹…!」

亮二は思わず駆けだしていた。
担架に乗せられていたのは、幸樹だった。苦しそうに胸を押さえている。

「すいません!!あの…僕、この人の知り合いなんです!」

亮二が、担架を救急車に乗せた救急隊員にそう言うと、隊員が亮二に振り返って言った。

「知り合い!?…君、彼の薬を持っていないか!?」
「え?…薬?…いえ…」
「そうか…。コンビニの人は付き添えないらしんだよ。君、付き添ってやってくれるかい?」
「はい!」

亮二は、隊員に手を引かれ、救急車に乗り込んだ。
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