年の差恋
年の差恋
完結
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発行者:新菜
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ジャンル:恋愛
シリーズ:年の差恋

公開開始日:2016/10/14
最終更新日:---

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年の差恋 第7章 女子寮、潜入?
隆)ねぇ、しつこいようだけど…
  ほんとにいつもはちゃんと
〇)鍵かけてますよ!
隆)……


食い気味に返事されてしまった。


隆)ほんとに心配だから…
  ちゃんと毎日寝る前に
  確かめるんだよ?
〇)くすくす♡わかりました♡
隆)……//


もう呆れてる?
心配性な俺のこと、呆れてる?

過保護なおっさんだな、とか思ってる?


〇)あ、座ってください♡
  何か飲みますか?
隆)…っ


彼女の寮の部屋は
8畳くらいの広さで

ベッドに座ると
彼女が飲み物を取りに
共同キッチンに向かった。


その間、俺は…
彼女の部屋を…キョロキョロ…


隆)!!!!


なんだこれは!!!!


壁に……

悟空が元気玉を作ってるポスターと…

バイクの上で妖艶なポーズをとる
峰不二子の…ポスター……


隆)……


ねぇ…
ほんと…

どんだけいじらしいの?
もう…戻ってきたら抱きしめてもいい?

可愛すぎるよ…///


〇)お待たせしましたぁっ♡


ニコニコ戻ってきた彼女は
ローズティーを入れてきてくれた。

オシャレだな…


隆)あ、美味しい。
〇)私のお気に入りですっ♡


そう笑って
無邪気に俺の隣に座る彼女。

ここ、ベッドだよ?
わかってる?


いや、寮だし、ソファーとかないから
座るのはベッドしかないんだけどさ、

俺、変な気起こさないように
必死だよ?


〇)ふふーーー♡
隆)……なに?w

〇)私の部屋に隆二さんがいるなんて
  すっごく不思議です♡

隆)……声とか、
  聞こえないかな?大丈夫?

〇)聞こえないと思いますよ?
  聞こえたことないです。

隆)そっか…


こんなスーツ姿で
忍び込んでるのがバレたら

俺、完全に変質者じゃん??


〇)あ、ジャケットかけますか?


そう言って俺のジャケットを脱がせて
ハンガーにかけてくれた。


隆)……//


なんか…新妻みたいで
じーーーん///


ついでにネクタイもゆるめると
それをギンギンな目で隣で見てた。


隆)ぶふっww
〇)はっ!!///
  見入ってしまいました、すみません//


そっか、ネクタイ外すの好きなんだっけ?


隆)えっちーw
〇)////


軽い気持ちでからかうと
彼女はベッドの上を転げ回った。


これが…!!!

噂の…!!!

真の、「転げ回り」か!!!


〇)はぁぁぁ///


いつもこんな風に転げてるのかな…
すげぇ可愛いな…w


相変わらず両手で顔を隠して

転げ回った勢いで
めくれたスカートに
俺がドキドキしてるなんて知らずに


〇)もぅっ///


なんて可愛くつぶやく君。


「もぅっ///」
は、こっちのセリフだよ?


彼女の太ももを見ないように、
脚を伸ばすふりをして
ベッドに上がった。


壁にもたれて脚を伸ばすと
彼女が嬉しそうに隣に並んだ。

俺の横で同じように脚を伸ばして

えへへ♡

なんて笑いながら、
俺の肩に頭を乗せてくる。


隆)……//


ええと……


隆)誘ってるの?
〇)え?
隆)……
〇)……
隆)……
〇)…っ///


俺の肩から逃げた。


〇)違い…ます…っ//
隆)……

〇)…なん…か、甘えたくなっちゃって…
  ごめんなさ…い…//
隆)……

〇)……//

隆)甘えるのは…いいけど…
  ベッドの上だって、わかってる?
〇)!!!

隆)……
〇)////


ぴたっと身を寄せていたくせに
俺の言葉で少し離れる彼女。


ちゃんと意味がわかったみたいで
頭をよしよしと撫でる。


隆)…ねぇ、これ何?w
〇)え?


壁のポスターを指差すと


〇)あれ?
  言いませんでした?
  悟空のポスター見てるって…


いや、聞いてたけどさ、
悟空と峰不二子が
こんな仲良く並んでるとは
思ってなかったよw


〇)悟空のポスターは…
  もう隆二さんの顔、わかるから
  必要ないんですけど…
  思い出に取ってあるんです♡


女子高生の部屋には
絶対似合わないと思うけど

そんな嬉しそうに話しちゃう彼女が
愛おしい。


〇)峰不二子さんは、イメトレ用です!
隆)ぶっwww


まださん付けなの?!!ww


〇)調べたら…ルパンの人だったんですね、
  知らなかったです。
隆)……

〇)あ、そーだ!
隆)ん…?

〇)隆二さんは二次元がお好きなんですか?
隆)?!!!


そんな誤解されてたの!???


隆)違うよ!二次元なんて興味ないよ!
  生身の女が好きだよ!!!


慌てて弁解する俺。


〇)生身の…女…//
隆)……//


言い方、生々しかったね?
ごめんね?


〇)でも…
隆)……
〇)峰不二子さんのように
  おっぱいが大きくて
  えっちな女性がお好きなんですもんね…
隆)…っ


彼女がポスターの方を向いた。


〇)峰不二子さん…
  私、頑張って、あなたみたいに
  なりますから。
隆)!!!


話しかけてる!!


〇)応援してくださいねっ!
隆)……www


笑いをこらえるのに必死です。


〇)よーしっ!頑張るぞぉっ!
  ……わ…っ、えっ?!///


後ろから抱きしめた。


隆)可愛すぎ…///
〇)えっ///


そのまま引きずり込んで
壁にもたれる。


俺の膝の中には戸惑う彼女。


〇)あ、の…っ//
隆)うん…?

〇)えっと…、ここは…ベッドです//
隆)そうだよ?

〇)////

隆)ベッドだとどうなるか、覚えてる?

〇)エッチな…こと、されるって
  …言われまし…た//

隆)よく覚えてたね、偉いじゃん。

〇)////


可愛い耳が
また赤く染まってる。


隆)この体勢、この間みたいだね?
〇)…っ

隆)ほら、覚えてる?
〇)////


後ろからこうやって君を包んで
いやらしいことをたくさんした。

可愛く啼いて
初めてイッたんだよね?


〇)////


俺が何度あの日を…
あの時の君を、思い出しながら

そういう夜を過ごしたか、知ってる?
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