蒼い月、蒼い空
蒼い月、蒼い空
完結
発行者:ヨアケノツキ
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:その他
シリーズ:蒼い月、蒼い空

公開開始日:2011/03/30
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
蒼い月、蒼い空 第1章 プロローグ
  〈朝〉


「暑いよ…ユーマ、離して」

「だめだ。お前を放っといたら何するかわからん」


「…死のうとしたわけじゃないよ」

「…だめだ」


「信用ないんだな…」


「………」


それからは 暑苦しいユーマの体温の中、寝たか寝ないかわからないで朝を迎えた。



そういえば、ユーマは罪に問われなかったんだ…とか、あの四人はどうしたろう…だの 薄れゆく頭の中で考えていた。





   *・*・* 




朝が来た。


気まずい。非常に。

なんて声をかけよう…

本当は もう ユーマとは顔を合わせないつもりだったから、何も思い浮かばない。


昨日の醜態を、
ユーマはどう思ったろうか。


男に愛撫みたいな事されて 感じる姿なんて!


知らず、
カァッと 顔や体が熱くなる。


と。

ユーマは何も言わず、さっさと開店準備を始める。

…が。


いつもと様子が違う…?

「何してるの?」

「ああ、暫く店を閉めるから、仕入れた食材の整理。…隣のヤツに貰ってもらう…」

「…え、それって…」

「ああ。二週間の業務停止食らった」

「…って、ええっ?!」

さらりと まるで何事もなかったかの様に言ってのける。

「お前も来いよ」

言うなり襟首捕まれた。
全く信用がない。


ま、原因は ぼく自身にある。仕方ないかな…




ユーマが何を胸に仕舞ってるかわからない。

けど、普段と変わらず話せた事に、ぼくはほっとした。
26
最初 前へ 23242526272829 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ