歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第2章 東方精神の章(仏・密・禅)
○一休宗純


 京都市北区紫野の龍宝山大徳寺は、
臨済禅の大本山である。開山は鎌倉
時代末期の1326(嘉暦元)年
12月、大灯国師・宗峰妙超という
禅僧によってである。花園上皇と
後醍醐天皇が彼に深く帰依し、
建武元年、南禅寺と並ぶ五山
第一の上刹と定められたものの、
後醍醐帝と不仲の足利尊氏が室町
幕府を開き、夢想疎石の天竜寺を
支持した為、不遇に甘んじる事と
なった。

 とはいえ大徳寺は、6万坪の広大な
寺域に20余の独立した塔頭
(たっちゅう)がある。そのうち真珠庵
という名の塔頭には、室町時代中期、
一休宗純がいた。そう、あのトンチ
小坊主・一休さん晩年の住居だった
のである。

 現在真珠庵本堂には、一休の書
「衆善奉行」と「諸悪莫作」一対の
軸が、高々と掲げられている。竹筆
で気合いもろとも豪快に書かれた
筆跡は、おそらく誰にも似ていない。
文の意味は、衆善奉行が「いい事を
しなさい」、諸悪莫作が「悪い事を
するな」である。
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