歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第1章 海と潮流の章(星と海はロマンと伝説の宝庫)
 続いて1611(慶長16)年、
スペイン領フィリピン総督・ドン・
ロドリゴから徳川家康に贈られた、
ぜんまい式の「らんたん時計」が渡来
する。鉄砲伝来から1年後に国産化に
成功した日本人が、「自鳴磐(とけい)」
という西洋からくりを造れないわけが
ない。

 現存する和時計の最古のものは、
1673(寛文13)年につくられた
ものだが、実際はもっと早くから作製
されていたものと思われる。この
「時計屋左兵衛」の和時計は、鉄製の
歯車で文字盤は漆の手書きという、
なかなかに渋い造りのものだった。

 江戸時代。器用な日本人は、
さまざまな時計を作製する。中には
軽量小型化された万歩計「飛脚時計」
なるものも開発する。1755(宝暦
)年に、和製レオナルド・ダビンチと
言われた平賀源内が製作。その機能は
腕時計の自動巻きの原型とも言われて
いる。卵型のボディは、幻の電子ペット
「タマゴッチ」に似ている。

 時計といえばスイスという事に
なるのだが、和時計もなかなか
どうしてなのである。明治時代、
天皇から贈られた懐中時計を持つ
事は、エリートの象徴だった。
この時計は精工舎(服部時計店)
製だった。精工舎は1929
(昭和4)年に、「一九型セイコー
シャ・鉄道時計」を発売。日差
3秒以内という精度を実現する
のである。
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