歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第2章 東方精神の章(仏・密・禅)
 ヨーガはチャクラや丹田を目覚
めさせることによって、微細身や
霊的身体を繋いでゆく。その際
重要なのが、クンダリーニ上昇と
いう現象だ。それは例えるならば、
パソコンをインターネットのシス
テムに接続するようなものだろう。
クンダリーニという熱力は、基底部
のムラダーラ・チャクラでまどろむ
3巻半の蛇として表現されている。
行者が呼吸法によってプラーナの
流れを調整しながら、クンダリーニ
に気を送り込み続けると、約40日
後に突如目覚める。

 目覚めたクンダリーニは尾底骨
から下腹部にかけて、赤く焼けた
熱力となってじわじわと這い昇って
くる。未だかつて体験した事のない
衝撃で全身が熱くなる。暗闇で目を
閉じて瞑想していても、その赤さは
ちゃんと見える。行者は内側から
肉体が焼き滅ぼされるような恐怖
を感じる。それは死の恐怖に似て
いる。しかし一点の醒めた意識が、
わが身におこっている事の変転を
見守っている。この観照する意識
がプルシャだ。ブルシャは肉体の
死を見守る意識なのだ。

 むろん実際に死ぬ事はない。
クンダリーニは上昇し続け、
やがてスゥーッと軽くなって上方
へ抜けてゆく。この時、イダー脈
とピンガラー脈は中央のスシュム
ナー脈に溶け込んでゆく。目覚め
る以前は性的エネルギーとして
働いていたクンダリーニは、
オージャスというエネルギーに
質的変換を遂げる。オージャス
は免疫機能を向上させる他、霊的
知覚を発達させる。知識が智慧
に変換されるのだ。これによって
沙門ゴータマも、6年の歳月を
かけてブッダへと変貌を遂げて
ゆくことになるのである。
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