歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第2章 東方精神の章(仏・密・禅)
 その見返りとは、宇宙我の光
を認識し、悟りの智慧を得ること
にある。その根源的であると同時
に究極の目的でもあるそれは
すでに存在しているのだけれど、
俗世の諸々の現象に覆われて
いて、人間の通常の顕在意識
では認識出来ない。逆に言えば
覆いを取り除きさえすれば、
それは自ずと光輝くという仕組み
になっている。その覆いを取り
除く作業が、身体を生理学的に
つくり変えるヨーガの技術と、
サーンキア哲学という理論で
ある。

 ではそのヨーガを語る為に、
一度宇宙開闢に話を戻そう。


○リグ・ヴェーダ第10巻
 第129賛歌/辻直四郎訳


1・そのとき無もなかりき。有(う)
  もなかりき。空界もなかりき。 
  その上の天もなかりき。何者か
  発動せし。いずこに。誰の庇護
  の下に。深くして測るべから
  ざる水(原水)は存在せりや。

2・そのとき死もなかりき。不死も
  なかりき。夜と昼の標識(日月
  星辰)もなかりき。かの唯一物
  (創造の根本原理)は自力により
  風なく呼吸せり。これよりほか
  何者も存在せざりき。

 現象世界に自らを展開させてゆく
「かの唯一物」を、プラクリティ
(原質)という。そして宇宙開闢の
様子を観照する瞑想者の意識を、
プルシャ(真我・霊我)と言う。
プルシャ自体は何の行為をする
こともなく、ただプラクリティの
転変を見守るのみである。ヨーガ
の目的は、純粋精神とも呼ばれる
プルシャを認識し、プラクリティ
を識別する能力を獲得することに
ある。
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