歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第1章 海と潮流の章(星と海はロマンと伝説の宝庫)
 源義経率いる源氏船団約300隻
は、3月19日に周防国大島湊に
集結。23日未明には長門国下関沖
の、満珠・干珠島付近にまで進出。
その動きは平家軍の物見によって、
即刻知盛にもたらされた。
]
「明日は決戦」と意を決した知盛は、
全軍で彦島から押し出し、豊前国
(福岡県)田野浦辺りに船団を配した。
急流のはやとも早鞆の瀬戸を挟んで、
源平両軍が向かい合う形となった。

 知盛は8歳の安徳天皇と生母の
建礼門院徳子、知盛の母・二位の尼
時子らと共に和布刈(めかり)神社に
参拝して戦勝を祈願。翌早朝、全軍
の将兵に向かって大音声を発した。

「天竺・震旦(しんたん)にも、日本
わが朝にもなら双びなき名将・勇士
といへども、運命尽きれば力及ばず。
されども名こそをしけれ。東国の
者どもによわげ弱気見ゆな。いつの
ために命をばをしむべき。これ
のみぞ思うこと。」

 平家船団の先陣は、九州一の弓取り
として名高い、豊前国遠賀郡の山賀
兵藤次秀遠率いる山賀水軍と、菊池
三郎孝康率いる菊池水軍である。
北九州の地は、清盛の弟・頼盛が
太宰大弐として赴任して以来の繋がり
である。当地の原田種直や坂井種遠
を家人として掌握。松浦水軍の渡辺
高俊は、清盛の信任を得て日宋貿易
の中軸を担う事になる。彼らが平家
船団の第2陣である。
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