歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第1章 海と潮流の章(星と海はロマンと伝説の宝庫)
○日本語タミール語起源説



 国語学者の大野晋は、「南
インドの文明が日本に伝わり、
弥生文化を生む原動力になった」
という日本語タミール語起源説
を唱えていた。

 BC3000年のシュメール
文明最盛期、彼らの航海はイン
ダス川中流のモヘンジョ・ダロ
などを基地として、南インドを
経由してスマトラ、ジャワ、
ボルネオ、バリ島などから
ニュージーランド、オースト
ラリアに及び、行く先々に新しい
文明を築いていった。南インド
は世界貿易の中心だった。

 インドネシアとは、インドの
島々という意味である。その後
スメル系諸部族の民族大移動に
よって、メラネシア、ミクロ
ネシア、ポリネシアに1000
種類の部族に枝分かれしていった。
ゆえにタミール語の基礎はシュ
メール語とする。メラネシアの
メラとは「黒い」という意味で、
スメル、クメルのメルに通じて
いる。

 稲作は「米」のほか、畑・
田んぼ・あぜ道などの周辺言語
とセットになって共通していな
ければならず、揃っているのが
タミール語。アイヌ語は文法が
違い、単語対応がない。朝鮮語
は文法が似ているものの、共通
単語が150と少なすぎる。満州
/蒙古語・トルコ語のアルタイ語
系は、文法は日本語と共通だが、
単語はほとんど対応しないという。

 そして何より、タミール語の
歌集・サンガムは、57577
形式の歌だという。この事実を
知った時は、私もかなり驚いた。
日本人がなぜ575の文章リズム
を心地良いと感じ、万葉集から
現代まで、575文体で詩を
作るのかの謎が氷解したよう
だった。弥生文化はBC1000
年前後の、稲作と鉄器を使用する
文化だが、南インドの巨石文化、
史石墓、石碑、石臼、かめ棺
なども同時に伝来した。

 一方、中国側資料でも、BC
1000年頃山東半島からベト
ナム南方まで、海人族が交易
していたという記録が発見され、
大野説を裏づけている。
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