歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第1章 海と潮流の章(星と海はロマンと伝説の宝庫)
 浦島子はそこで、亀比売(おとひめ
神女)と3年間の蜜月をおくるのだが、
浦島子に望郷の思いがつのる。土産
に亀姫の分霊(わけみたま)が入った
「玉櫛笥(たまししげ=玉手箱)」を
もらって故郷に帰ると、300年の
歳月が過ぎていたと、おなじみ浦島
太郎物語の原型はすでに出来上がって
いたのである。

 古来より亀は、海洋民族のトーテム
(象徴・守護神)だった。古代インドの
サンスクリット語で亀を意味する
「クールンマ」が、群馬や久留米
(福岡県)の語源になったとする説が
ある。南インドと古代日本の関係は
深そうだ。

 同様に、古代エジプトで亀を意味
する「シャタ」が、九州・大隈半島
の佐多岬や、出雲の佐太神社の語源
だとも言われている。隼人族が海幸彦
の子孫だとされている事を重ねて
考えると、東南アジアやポリネシア
などの航海者の足跡だと思わざるを
えない。

 むろん浦島子が住んでいた丹後国
も、南方系海人族である海部氏や
物部氏、日下部氏の根拠地だった。
その丹後国一ノ宮である
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