歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第1章 海と潮流の章(星と海はロマンと伝説の宝庫)
◎海と潮流の章
 (星と海はロマンと伝説
  の宝庫)



○星の時計


「悠久を思ひ 銀河を仰ぐべし」

と、雄大にして一風変わった
句を詠んだのは、四国・松山が
生んだ俳人の高浜虚子である。
人は夜、星空を見上げ、その
移ろいゆく様を観察してきた。
月が満ち、やがて欠ける。日
が昇り、日が沈む。冬が過ぎ、
春から夏、そして秋へと、
刻々に姿を変えてゆく。大自然
が変化してゆく様子に、人は
「時間」という概念を見つけ
出した。

 今から約3万年前の旧石器
時代、ヨーロッパのケイヴマン
という洞窟人は、骨に月の周期
の記録を刻みつけていた。月が
満ち欠けする時というのは、
太古の昔から大きな「時」の
単位として重要な意味を持って
いたのだろう。

 またアフガニスタン北東部の、
コヒスタン山地の洞窟からは、
今から1万年前に描かれた星図が
発見されている。神々が住むと
いう星の世界を観察する事に
より、人はさまざまな法則を
発見してきた。農業で種蒔く
時期を知るのも、航海が進む
べき方向を知るのにも、星は
重要だった。
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