歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第1章 海と潮流の章(星と海はロマンと伝説の宝庫)
 前回冥王星がさそり座に同座した
のは、1737~1761年前後の
頃。イギリスで紡績機の発明が
相次ぎ、産業革命が始まった時期に
あたる。

 冥王星の象意は「消滅と刷新」。
それまでにはなかった新技術によって、
国際政治を含む社会生活や人々の意識
が劇的に変化する状態を示している。
 18世紀中頃、ワット(1736~
1819)が開発した蒸気機関という
「種」は、冥王星がいて座を運行する
次の時代に、蒸気機関車と蒸気船の
発明へと「結実」してゆく。原料の
石炭と鉄の生産確保が国家的課題と
なり、大量生産・大量輸送・大量
消費の時代を招来して現代に至る
のである。

 前々回の15世紀末から16世紀
初頭は、まさに「消滅と刷新」の
時代だった。コロンブス(1446~
1506)の米大陸発見と、ヴァスコ・
ダ・ガマ(1469~1524)の
インド航路発見。マゼラン(1480~
1521)船団の世界周航という
大航海時代。スペイン人のコルテス
(1485~1547)とピサロ
(1470~1541)は、メキシコ
とペルーにおいて、アステカ・
インカ文明を滅亡させている。

 イタリアではレオナルド・ダ・
ビンチ(1452~1519)、
ミケランジェロ(1475~1564)、
ラファエロ(1483~1520)らの
天才が活躍した、ルネサンス最高潮の
時期。ポーランドのコペルニクス
(1473~1543)は地動説を唱え、
従来の宇宙観を根底から覆した。
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