歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第2章 東方精神の章(仏・密・禅)
 荒川は1936(昭和11)
年7月6日に、名古屋市で
生まれた。画家を志し、25歳
の時ニューヨークへ。翌年、
禅の思想に傾倒していたマド
リン・ギンズと出会った。
1971(昭和47)年、2人
は共同制作として「意味の
メカニズム展」を開催。白を
基調とした大画面に、線と
文字、記号がダイアグラム的
様式によって構成され、不思議
な問いかけを発しながら見る
者を惑わせた。男と女、点と円、
上と下などの比較出来る要素
を対比させ、それらが持って
いる意味の本質を思考させる
仕掛けだった。

 竜安寺の石庭を平面に移し
かえ、禅の思考と感覚を読み
解くプロセスを再構築した
ような作品群は、「難解・
前衛」と評価された。ヨー
ロッパ巡回展において、
これを見た科学者・ハイゼン
ベルクは、作品を絶賛したと
いう。1979(昭和54)
年7月、池袋の西武美術館
において帰国展。1986
(昭和61)年には、詩人・
滝口修造に捧げた「オマー
ジュ展」を、銀座の佐谷画廊
で開催した。乳白色の空間と
点線。荒川は常に、孤高の
前衛画家として、見る者の
感性に直接問いかけ続け、
うろたえさせる。
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