歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」
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シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/25
最終更新日:2011/03/25 12:27

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歴史エッセイ集「今昔玉手箱3(東洋文明編)」 第1章 海と潮流の章(星と海はロマンと伝説の宝庫)
 人々は星々の動きと、現実の出来事
との間に因果法則があるのではないかと
考え、星々(神々)の性格と角度から
吉凶を占った。占星術のホロスコープ
という概念は、天文学や神話・神学と
表裏の関係にあった。

 メソポタミアの地は、シュメール
からアッカド、アッシリアと各民族
に受け継がれ、紀元前625年には
カルディア人の新バビロニア王国が
建国された。当時、宗教や天文学など
を含むカルディア占星術を極めた
賢者は「MAGIの叡智(聖なる哲学)の
所有者」として尊崇された。この
MAGIというカルディア語が、MAGIC
(魔術)の語源である。

 占星術は科学と違って、なぜという
問いに明快に答えられない事もある。
例えば金星神は、シュメールのイナンナ、
バビロニアのイシュタル、ギリシャの
アフロディーテ、ローマのビーナスと、
歴代「愛と美の女神」である。同様に
火星は軍神、水星は商業や通信を司る
神々なのである。なぜなのかは不明と
しか言いようがない。

 ゆえに物事を合理的に思考する
タイプの科学者からは、「占星術
など邪道だ」と厳しく批判された。
古代ギリシャの物理学者・アルキ
メデス(BC287~212)や、
数学者のピタゴラス(BC582~
497)がその代表である。

 加えて占星術で用いるホロスコープ
は、古代から現代に至るまで一貫して、
地球を中心に据えた「天動説」の世界
である。しかし近代ヨーロッパで
「地動説」を唱えたポーランドの
コペルニクス(1473~1543)は
意外にも占星術に好意的だった。
地動説を考察し、惑星の3法則を発見
したドイツのケプラー(1571~
1630)は、占星術師が本職だった。
万有引力の発見者・イギリスのニュー
トン(1642~1727)も、かなり
熱心な占星術研究家だった。
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