今昔玉手箱2/聖書文明編
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第2章 ダークマインドの章(人の心は複雑怪奇)
 「利己的な遺伝子」という言葉が
あるように、これら生命維持の為に
不可欠な本能は、すべて自己中心的に
作用する性質を持っている。そして
これらの本能は、外部の環境によって
精密機械のように反応する特定の
パターンを有していて、ものの考え方
や行動様式に重大な影響をおよぼし
続ける。犯罪心理学の分野では、
「環境と人格の関数」という数学的
公式さえ存在している。本能レベル
だけで言えば、人間は刺激に反応する
「機械」に等しい。

 生命維持の原理に従えば、自分の
身に攻撃が加えられれば、防衛上相手
を殺すかもしれない。愛する人が殺され
れば、復讐の感情が湧き上がる。やられ
たらやりかえすという、戦争の論理にも
繋がっている。極限の飢餓ともなれば、
人肉でも食べるだろう。善悪のモラル
は通用しない。

 エゴ即ち生命維持の原理を否定する
事は、生命そのものを否定することに
繋がってしまう。生命(個体および種)
の維持・発展は、いわば宇宙の意志
そのものと言ってもいいだろう。だから
「棄てろ・根絶しろ」と言っても無理
なのだ。
 だがエゴから派生するものの考え方
は、克服しなければならない。その為
には意識の成長が不可欠となる。意識
は「学習」によって磨かれる。意識の
成長が進むと、エゴによる心理や思考
を客観的に認識し、本能に「支配」
されている盲目的状態を脱して、
主体的・意識的な自己を確立するに
至る。こうした意識レベルを、聖人・
賢者は「覚醒」もしくは「解脱」と
呼んでいる。
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