今昔玉手箱2/聖書文明編
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第2章 ダークマインドの章(人の心は複雑怪奇)
 この「罪の意識」が問題なのだ。
罪の意識によって、心理的ストレス
は増すばかりとなる。禁じれば禁じる
ほど「欲求不満」は増大する。欲求
不満は攻撃本能を呼びさます。その
攻撃本能が自己の外側へ向かえば、
殺人・テロ・戦争となり、内側へ
向かった極端が自殺や心中となる。
中世ヨーロッパのキリスト教社会も、
オウム真理教事件も、20世紀末に
流行した小説「失楽園」の心中も、
「禁止のドグマに違反した罪の意識」
が働いている。

 禁欲のドグマは、性犯罪・テロ・
戦争の種子でしかない。だが人類の
無意識にとって、このドグマは
並大抵の深さではない。第一に
「旧約聖書」である。主題は
ヤハウエとイシュタルの闘争。最初
に神は、宇宙天地と人間を創造した。
だが人間は、大地の化身・蛇の誘惑
によって堕落する。イシュタルという、
古代オリエントの大地の女神に象徴
されるような、女やセックスは悪で
あり、堕落の象徴だった。

 そして「新約聖書」が引き継ぐ。
人間を堕落させた悪の原理とは、
徹底的に戦わなければならない。
戦いつづければ、最後に必ず天から
再臨のキリストが現れて、最後の
審判を下す。キリスト側は永遠の
生命を得て、悪魔側は永遠の地獄
行きとなる。

 旧約・新約聖書の基本原理は、
「創造・堕落・終末からキリスト
再臨」の三段階方式である。これを
利用したのが、マルクスの唯物史観
だそうだ。始めに原始共産制ありき。
私有財産制は堕落。これを暴力革命
によって打倒し、共産制に再創造
する。なるほどと思う。
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