今昔玉手箱2/聖書文明編
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第2章 ダークマインドの章(人の心は複雑怪奇)
 宗教は信じる事。信じる事は美徳。
信じる事は救済。そう「信じさせる」
事から、宗教的洗脳は始まる。導師は
真理の体現者にして絶対者。疑いは
許されない。信じて明け渡す事。宗教
とは全面的なエゴの放棄。そう言われ
れば、エゴを多少なりとも悪いもの
だと思っている人間ならば、エゴを
放棄しようと考える。そして、自分
で考える事を止める。

 ここで思考停止に近づいたなら、あと
は早い。特定の思想や信条を、徹底した
反復によって叩き込めばよい。信じる
事の中にしか救済はない。疑う事は悪で
あり、代償は「地獄」であり「サタン」
である。教義は共通して、善か悪か、
光か闇か、敵か味方かなどの二元論を
特徴とする。

 エスカレートしたオウムのような集団
は、本物の地獄を用意する。密告が奨励
され、反抗者には集団リンチや抹殺と
いう最期が待っている。そして頂点に
君臨する指導者は、ヒステリックに叫び
続ける。「私は偉い。私は正しい。私を
信ぜよ。私こそ絶対だ。私が救世主だ」
と。かくして個人の未熟なエゴは、集団
の中で肥大化し、暴走を始める。死の
本能に呑み込まれ、対立する者を攻撃
しながら、自滅への道を突き進む。
世界史は、こうした愚かさを連綿と
繰り返してきた。
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