今昔玉手箱2/聖書文明編
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第2章 ダークマインドの章(人の心は複雑怪奇)
 カルト宗教集団や政治革命テロ集団
などを総称して、「秘密結社」と呼ぶ。
その歴史は、人間が社会を形成した時期
以来、連綿として存在し続けている。
カルト宗教集団を現代特有の社会現象と
してとらえると、根本的に認識を誤る。

 秘密結社の特徴は、まず「儀式
(イニシエーション)」を好む事。多数派
社会とはまったく別個の価値観を持ち、
中心メンバーを頂点とする、ピラミッド
型の階級社会を形成する事。つまりそこ
には、専制者と服従する狂熱者が存在
する。そして共通する病理として、
「統合失調症」の特徴が認められると
いう。

 統合失調症の特徴は、「自閉と妄想」
現実を逃避し、妄想世界を生きる事に
なる。封鎖された集団内部は「子供社会」
にたとえられ、乱交や性倒錯、テロリズム
は容認される。

 統合失調症の場合、「させられ体験」
といって、自我が能動的でなくなり、
自分以外のものに支配され、操られて
いるという体験を持つのだという。また
30代に多い妄想型の場合、自分もしくは
自分の属する集団が、陰謀によって毒殺
されるというような「被害妄想」、自分
が全世界の支配者であるというような
「誇大妄想」が現れる。最も初歩的な
心理学だけで、ここまでオウムの条件を
満たすと、思わず笑ってしまう。
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