今昔玉手箱2/聖書文明編
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第2章 ダークマインドの章(人の心は複雑怪奇)
 やや類似しているのは、洪秀全に
よる「太平天国の乱」かもしれない。
洪は1814年、清帝国時代の広東に
生まれた。清帝国はこの頃、衰退の
一途をたどり、アヘン戦争などによる
欧米列強諸国からの侵略に脅かされて
いた。

 洪は31歳の時、キリスト教にのめり
こんだ。そしてキリスト教と民間信仰を
取り入れた独自の宗派を創設し、自らを
「キリストの弟」と称した。彼は秘密
結社「上帝会」を組織して革命を志し、
5年後の1850年、広西省金田村で
武装蜂起。翌年永安州を占拠。太平天国
という国を建て、洪はこの国の「天王」
となった。

 1853年、南京攻略に成功し、
首都「天京」とした。「天朝田畝
制度」という、土地均分制度が農民
に支持された。最大17省を占拠した
太平天国だが、内部分裂と列強軍隊の
援助によって、1864年に反乱は
鎮圧された。洪は天京で服毒自殺を
遂げた。彼は一種の宗教的独裁者で
あり、革命家でもあった。

 黄巾の乱は漢帝国末に、太平天国
の乱は清帝国末に、一向宗は応仁の乱
以降の室町幕府衰退と共に実力を
つけていった。いずれの場合も、中央
集権体制の衰退および、内部崩壊の
システム不全と時を同じくしている。
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