今昔玉手箱2/聖書文明編
今昔玉手箱2/聖書文明編
アフィリエイトOK
発行者:オフィス亀松亭
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

オーナーサイトへ
アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
今昔玉手箱2/聖書文明編 第2章 ダークマインドの章(人の心は複雑怪奇)
◎ダークマインドの章
 (人の心は複雑怪奇)


○宗教的狂乱


 今から2500年前の古代ギリシャ。
アテネ対スパルタのペロポネソス戦争
から50年。人々はアテネ民主主義と
いう共同体に失望し、市民の政治離れ
が進んでいった。人々は個人の幸福や
魂の救済を求めた。

 人々の求めに応じて、数多くの宗教
団体が生まれた。魂の不死や来世での
幸せを説くオルフィック教。懺悔して
来世の幸せを願う、古代エジプトの
女神・イシスを信仰する団体。守護
神霊(ダイモーン)信仰。祖先崇拝
団体。さらに魔術や占星術が幅広く
流行した。

 この時代は、ギリシャ文明から
ローマ・キリスト教文明への大
転換期だった。それから2000年。
地球規模の文明を手に入れた人類は、
再び文明の大転換期にさしかかって
いる。従来の権威や価値観が次々に
崩壊し、混沌と不安が蔓延すると、
その象徴的事件が浮上してくる。

 たとえば1995年の日本で起きた、
「オウム真理教事件」である。ハル
マゲドン(世界最終戦争)と反フリー
メーソンを説き、魂の救済と称して
平然と人殺しを行った、宗教的修行者
集団「オウム」が象徴する「本質」
とは、一体何なのだろうか。

 宗教集団が時の権力に対抗し、宗教
王国を目指した例はいくつかある。
日本では、戦国大名に対抗して農民
が武装化した一向一揆。一向宗(浄土
真宗)本願寺門徒対織田信長の戦いが
有名である。

 また、キリシタン弾圧と重い年貢
に激怒した農民が起こした「島原の乱」
中国の古いところでは、「三国志」で
有名になった「黄巾(こうきん)の乱」
指導者・張角は、「太平道」という
宗教を興し、終末論を説き、未来世界
のユートピアをビジョンとした。
しかしいずれの場合も、農民の幅広い
支持があって成立した反乱であり、
オウムのように、民衆全てを敵にした
例はない。
74
最初 前へ 71727374757677 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ