今昔玉手箱2/聖書文明編
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ジャンル:未設定
シリーズ:今昔玉手箱

公開開始日:2011/03/24
最終更新日:2011/03/24 13:09

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今昔玉手箱2/聖書文明編 第1章 オリエントの章(旧約聖書の世界)
○ユダヤ古王国


 BC1200年頃、カナン
(パレスチナ)の人口は、4万
5千人程だった。周辺地域は
大動乱の時期で、鉄のヒッタイト
帝国やミケーネ文明・トロイア
文明などが次々に滅んでいった。
滅ぼしたのは「海の民」と呼ば
れる、アカイア人・カフトル
(クレタ)人・ペリシテ人などの
混成集団だった。
 ペリシテ人はカナン地方に、
アシュドド、アシュケロン、
エクロン、ガド、ガザの5都市
国家を征服し、ヒッタイトから
製鉄法を学んで重装歩兵と戦車
軍団で武装していた。

 この頃モーゼ~ヨシュアが率いて
きたイスラエルの民は、シナイ半島
北部山岳地帯にあって、約束の地で
あるカナン平野部へ侵入する機会を
うかがっていた。だが遊牧の民で
あるイスラエルには鉄工がおらず、
ペリシテ軍とまともに戦える
ような状態ではなかった。

 BC1010年頃、ベニヤミン族
のサウルは2000~3000人の
ゲリラ部隊を率いて戦うが、
ペリシテ軍の反撃にあい息子の
ヨナタン共々戦死する。そこに登場
するのが、ユダ族のダビデである。
妻はサウルの娘なのだが、ペリシテ
軍の巨人ゴリアテを倒すなど、数々
の武功をたてた人気者だった為、
サウルが嫉妬して殺そうとした
男だった。
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